感想/「青い青い空」何度も見たくなる理由(上) [感想をご紹介!]
こ〜めいさんから、頂いた感想文。
かなり力の入ったもの。2回に分けて紹介する。
**************************
映画「青い青い空」を何度も見てしまう理由。
しかし、6回観て6回とも楽しみ、感動している自分がいる。
こりゃ何かあるんだろうな、と感想を書きつつ考えてみました。
①「水戸黄門」的安心感
「青い青い空」のストーリーはほぼ頭に入っています。
すると、このシーンで必ず泣ける!と分かっているから、
安心して泣ける、という(^_^;)、水戸黄門の印籠的理由。
②見逃した、聞き漏らしたところの再発見
他の方の感想などではじめて気が付いた部分を追体験したくて、
もしくは再発見するためにもう一度観る。
また、地元浜松が舞台だけに、細かい部分で何か発見がないか、
いろいろ重箱の隅をつつくようなチェックをするために観る(^_^;)
たまに、「あーここはこうだったらもっといいのに」と思うような所を
見つけてしまうのは御愛嬌ヾ(- -;)
いや、これじゃ不十分だと思い、そのとき書いた感想を読みつつ
再検討。
そうしたら、根本的な理由が見つかりました(^-^)
(つづく)
脚本家・里島美和さんの感想/とにかくもう泣きっぱなしです。 [感想をご紹介!]
”青い青い空”の東京試写会に来てくれた
脚本家の里島美和さん。
自身のブログに書いてくれた感想を転載させてもらいました。
とても、素敵な感想なので、ご紹介。
*******************************
太田隆文監督作品『青い青い空』が関東上陸! (2011.2.523:41:55)
あなたは自分だけの『言葉』を持っていますか?
それを文字に記した時、想いを込められますか?
あなたは孤独ですか?
大切な仲間はすぐ近くにいますか?
そしてあなたは今、
何かに向かって走っていますか?
現代を生きるワタシたち日本人が
忘れかけていた大切ものを呼びさます映画――『青い青い空』
ワタシの大切な友人の一人太田隆文監督作品が来る(2011年)3月5日、
いよいよ関東上陸です
映画のロケ地、浜松では既に先行公開された『青い青い空』
関東では(2011年)3月5日(土)よりお台場シネマメディアージュにて公開されます。
それに先駆け、(2011年)2月4日(金)、
仕事仲間であり大切な友人でもあるお二人をお連れして、
お呼ばれした東京マスコミ試写会へ行ってまいりましたン♪
一流大学に入ることが人生の成功、だと言う母の元で育つ真子(シンコ)。
芸能界を夢見るみさと。誰とも口をきかず、浮いた存在となっている三美子。
ダイエットに夢中のトン子。そして、帰国子女で他人を見下しているミチル――。
彼女たちはどこにでもいる現代の高校生の等身大です。
そんな彼女たちの日常が、とある人物の登場とあるものとの出逢いによって、
大きく変わっていきます。
彼女たちを突き動かしたものは一体何か?
彼女たちは何を探し、何を掴んでいくのか?
そして、彼女たちをとりまく友人、大人たちは?
まだ公開前ですので、ストーリーについてはこれくらいにしておきましょう
さて、ワタシがお仕事関係で映画を観るときというのは、とても冷静です。
プライベートで映画を観る時間とは知らず知らずに違いをつけているようなのですね。
ところが……ワタシ、我を忘れて泣いてしまいました。
映画後半、物語がさらなる方向性を持って大きく動き出したところからラストまで、
とにかくもう泣きっぱなしです。
お恥ずかしながら、鼻水までたらして泣いてしまいましたね
折角ですから、ここで太田監督とワタシの話を。。。
――出会いは今から5年前。
同じ脚本家の友人を通じて巡り会いました。
ワタシが教える専門学校の授業にも遊びにきてくださって、
当時公開中でした劇場映画第1作『ストロベリーフィールズ』
での撮影秘話などを生徒たちにお話してくださいました。
ワタシがいくつか受け持っているクラスの中で、
通年通じて教えていた少人数のクラスが当時あったのですが、
その授業は授業内でも執筆作業ができるように、
学校に無理をいって図書室を借り切って毎回授業を行っていたのですね。
しかしその日は、パソコンを立ち上げず皆で輪になって
様々な意見交換をしながら時を過ごしたこと、今でもとてもよく覚えています。
あれはワタシにとっても生徒たちにとっても、有意義な時間だったなぁと
彼はハートウォーミングな人。
だからそれが画によく表れていました。
役者さんたちの笑顔しかり、浜松の大自然しかり。
愛情いっぱい
まさに手作りの映画なのです。
お写真、目を腫らしたワタシ(笑)のお隣が、太田隆文監督デス
さて! これは同じ作り手としての目線になってしまいますが、
スタッフロールをみて「ああ、太田隆文はやっぱ最高!」とそう思いました。
『人』を大切にする人が作る映画はこうなるのかと……。
あらためてそんなことを感じたのでしたン
さぁ、試写のあとは一緒に行ったお仲間とお食事タイムへと移ります
さきほどのお写真、
監督の右隣はワタシのブログではお馴染みの佐々木裕子プロデューサー。
そしてそのお隣がJ-NET TV『原宿畑』でもお世話になりまし小川徹ディレクター。
お酒があまり強くないワタシですが、お話が楽しくてついつい飲んでしまいました。
「え~、サトはあれでたくさん飲んだの~?」
と言われてしまいそうですが、
なんと! 軽い二日酔いのワタシ~
そうそう。小川さんがこれまでしてらしたお仕事のお話も飛び出して、超感激!
うちの生徒たちが湧き立ってしまいそうな現場に
いらしたことを初めて知ったのでしたン
はい。こちらは美味しい○○ッケ
『青い青い空』を見たワタシたちは、
思わずこれが食べたくなってしまったのでしたン
ウン。映画をご覧になると、この気持ちがわかりま~す
ではでは
またです~
オリジナルはこちら=>http://blog.livedoor.jp/satojima_miwa/archives/2489561.html
脚本家の里島美和さん。
自身のブログに書いてくれた感想を転載させてもらいました。
とても、素敵な感想なので、ご紹介。
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太田隆文監督作品『青い青い空』が関東上陸! (2011.2.523:41:55)
あなたは自分だけの『言葉』を持っていますか?
それを文字に記した時、想いを込められますか?
あなたは孤独ですか?
大切な仲間はすぐ近くにいますか?
そしてあなたは今、
何かに向かって走っていますか?
現代を生きるワタシたち日本人が
忘れかけていた大切ものを呼びさます映画――『青い青い空』
ワタシの大切な友人の一人太田隆文監督作品が来る(2011年)3月5日、
いよいよ関東上陸です
映画のロケ地、浜松では既に先行公開された『青い青い空』
関東では(2011年)3月5日(土)よりお台場シネマメディアージュにて公開されます。
それに先駆け、(2011年)2月4日(金)、
仕事仲間であり大切な友人でもあるお二人をお連れして、
お呼ばれした東京マスコミ試写会へ行ってまいりましたン♪
一流大学に入ることが人生の成功、だと言う母の元で育つ真子(シンコ)。
芸能界を夢見るみさと。誰とも口をきかず、浮いた存在となっている三美子。
ダイエットに夢中のトン子。そして、帰国子女で他人を見下しているミチル――。
彼女たちはどこにでもいる現代の高校生の等身大です。
そんな彼女たちの日常が、とある人物の登場とあるものとの出逢いによって、
大きく変わっていきます。
彼女たちを突き動かしたものは一体何か?
彼女たちは何を探し、何を掴んでいくのか?
そして、彼女たちをとりまく友人、大人たちは?
まだ公開前ですので、ストーリーについてはこれくらいにしておきましょう
さて、ワタシがお仕事関係で映画を観るときというのは、とても冷静です。
プライベートで映画を観る時間とは知らず知らずに違いをつけているようなのですね。
ところが……ワタシ、我を忘れて泣いてしまいました。
映画後半、物語がさらなる方向性を持って大きく動き出したところからラストまで、
とにかくもう泣きっぱなしです。
お恥ずかしながら、鼻水までたらして泣いてしまいましたね
折角ですから、ここで太田監督とワタシの話を。。。
――出会いは今から5年前。
同じ脚本家の友人を通じて巡り会いました。
ワタシが教える専門学校の授業にも遊びにきてくださって、
当時公開中でした劇場映画第1作『ストロベリーフィールズ』
での撮影秘話などを生徒たちにお話してくださいました。
ワタシがいくつか受け持っているクラスの中で、
通年通じて教えていた少人数のクラスが当時あったのですが、
その授業は授業内でも執筆作業ができるように、
学校に無理をいって図書室を借り切って毎回授業を行っていたのですね。
しかしその日は、パソコンを立ち上げず皆で輪になって
様々な意見交換をしながら時を過ごしたこと、今でもとてもよく覚えています。
あれはワタシにとっても生徒たちにとっても、有意義な時間だったなぁと
彼はハートウォーミングな人。
だからそれが画によく表れていました。
役者さんたちの笑顔しかり、浜松の大自然しかり。
愛情いっぱい
まさに手作りの映画なのです。
お写真、目を腫らしたワタシ(笑)のお隣が、太田隆文監督デス
さて! これは同じ作り手としての目線になってしまいますが、
スタッフロールをみて「ああ、太田隆文はやっぱ最高!」とそう思いました。
『人』を大切にする人が作る映画はこうなるのかと……。
あらためてそんなことを感じたのでしたン
さぁ、試写のあとは一緒に行ったお仲間とお食事タイムへと移ります
さきほどのお写真、
監督の右隣はワタシのブログではお馴染みの佐々木裕子プロデューサー。
そしてそのお隣がJ-NET TV『原宿畑』でもお世話になりまし小川徹ディレクター。
お酒があまり強くないワタシですが、お話が楽しくてついつい飲んでしまいました。
「え~、サトはあれでたくさん飲んだの~?」
と言われてしまいそうですが、
なんと! 軽い二日酔いのワタシ~
そうそう。小川さんがこれまでしてらしたお仕事のお話も飛び出して、超感激!
うちの生徒たちが湧き立ってしまいそうな現場に
いらしたことを初めて知ったのでしたン
はい。こちらは美味しい○○ッケ
『青い青い空』を見たワタシたちは、
思わずこれが食べたくなってしまったのでしたン
ウン。映画をご覧になると、この気持ちがわかりま~す
ではでは
またです~
オリジナルはこちら=>http://blog.livedoor.jp/satojima_miwa/archives/2489561.html
こ~めぃ さんの感想 /忘れられないシーンのオンパレード [感想をご紹介!]
こ~めぃ さんの感想
もともと、撮影中のレポを新聞紙上で横目に見ながら、
「上映されたら一度観に行こう」くらいのクチでした。
しかし、一度観に行った時点で、すっかり「青い青い空」
応援団の一員になったつもりでいます(^_^;)
なぜそんなにハマったのか?
細かな部分はうちのブログで書き散らしてはいますが、
要するにストレートに「当たり前の青春映画」を受け取って、
素直に感動したからではないかなぁと思います。
売らんかなの精神で、暴力だの性だのをセンセーショナルに
採り上げる「青春(?)映画」が氾濫している中で、
どこにでもいそうな高校生が、周りの人々の温かなまなざしの中で
一歩一歩成長していく姿を、丹念に創り上げてくれたところに
この作品の魅力があるような気がしてなりません。
メインキャストの彼女らの素晴らしい演技に、心を鷲掴みされました。
コロッケ屋のシーン、船着場のシーン、浜辺のシーン、土手のシーン、
そして最後のデモンストレーションのシーン。
忘れられないシーンのオンパレードでした。
監督としては、彼女らの女優・俳優としての成長する姿に
確かな手応えを感じられていたようですね。
この作品を観て、今後の活躍がとっても楽しみになりました。
あと、どうしてもはずせないのが主題歌の「青い青い空」。
あべさとえさんが1年前に浜松を旅した上で作られた曲だけあって、
作品をしっかり支える骨格になっていると思います。
イントロのピアノ聴いただけで、デモンストレーション思い出して
うるうる来てしまいますよ(^_^;)
主題歌。=>
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
ともあれ、ガールズの面々の成長を縦糸に、書道を横糸に、
そして浜松という、地元にとっての錦糸を散りばめた
素晴らしい織物を織り上げていただいたことに、感激の嵐です。
太田監督、本当にありがとうございました。
ぜひともこの素晴らしい作品を、全国の方々に観ていただきたいと
思います。
今後とも、微力ながら応援させてください。
映画評論家・永田よしのりさんの感想 [感想をご紹介!]
僕の監督作”青い青い空”
とても褒めてくれた映画評論家の方がいる。
永田よしのりさん。
調べてみると、僕の前作”ストロベリーフィールズ”も高評価を頂いていた。
”ストロベリーフィールズ監督日記=>http://t-ota.blog.so-net.ne.jp/
”青い青い空”の批評をブログに掲載する了承を頂いた。
以下でご紹介。
************************************
永田よしのり 映画と唄と言霊と
「青い青い空」
3月5日公開 128分 監督 太田隆文
出演 相葉香凛、草刈麻有、橋本わかな、平沢いずみ、田辺愛美、波岡一喜ほか
浜松を舞台にして、書道部という活動を通して自分自身に目覚めていく少女たちの姿を描く。
一口1000円という個人協賛金集めから始まった、地域振興映画製作プロジェクト。
すでに撮影場所だった浜松では二万人超の観客動員を記録している。
大資本でどうでもいい、後に何も残らない映画を作るばかりではなく、
こうした観終わった後に心に何か残る作品が作られることは、
とても大事なことだと思う。
監督の太田隆文は06年に「ストロベリーフィールズ」という小品を撮影して以来の作品となるが、
時間と資本さえ許せば、もっと映画を撮ってもらいたい、
と密かに僕が思っている監督だ。
なぜなら、監督の作品には
〃大事なもの〃がしっかりと詰まっているからだ。
書道の心の中にある〃うまく書くことではなく、
自分の思いが詰まった文字を描くこと〃
というものが、まさに太田監督の映画にはあるように、僕は思う。
浜松で暮らす五人の女子高校生たち。
それぞれに抱えるものはあるものの、
何をどうしていいのかが分からない彼女たち。
そんな彼女たちの前に現れた臨時教師が示してくれた書道というもの。
彼女たちは書道大会出場を目指して練習を重ねていく。
〃書道〃をテーマにした映画は昨年も何本かあったが、
どの作品もパターンにはまった青春エンタテインメントの域は出なかったように思う。
もちろん観てそれなりに楽しめはするのだが、それだけだった。
だが、本作は書道を通して
(実は書道というものは、主人公の少女たちの成長に必要なピースとして使用されているもので、
書道パフォーマンスを前面に出したものではない)、
女子高校生たちの抱える様々な問題や思いを体言していく。
僕が個人的にとても好きなのは、
そんな彼女たちのハッキリと前に進むのだ、という意志を示す、
書道大会の演目終了後に、
それぞれが自分の名前をハッキリと観客らに告げるシーンだ。
いろんなことを消化して、
自分自身を自覚する少女たちの〃自立〃とも言える姿がそこにはある。
それがこの映画の主題でもある〃伝えること〃につながっていくのだと、
僕は思うのだ。
来年の新人賞候補たちはこの映画に出演した五人の女の娘たちだ。
彼女たちの名前を覚えておいて損はない。
そして、そんな彼女たちを〃映画〃という画面に焼き付けた太田隆文という監督の名前も。
永田さんのブログ=>http://ameblo.jp/blues-yoshi/entry-10790602148.html
”青い青い空” 批評/爽やかな感動作! [感想をご紹介!]
浜松映画公開時に、掲載された感想。
映画ウッチャーの丹下段平さんのブログで見つけた。
とても嬉しいものだったので、許可を頂き転載させてもらった。
******************
「青い青い空」
爽やかな感動作!
なんて映画のよくあるキャッチコピーみたいだけど、この『青い青い空』を一言で言い表すなら、これ以外の言葉が見つからないほど、タイトル通り青い青い空のような爽やかさが残る快作。
真子(しんこ:相葉香凛)は大学受験のことばかり口にする母(鈴木砂羽)に反発して1年以上口をきいていないちょっと頑固な高校2年生。親友のみさと(草刈麻有)はモデルを目指しオーディションを受けているがなかなか夢が叶わない。そんな二人がある日、駅で不良を懲らしめている
ヤンキー風の男(波岡一喜)を目撃する。
実はこの男、真子たちが通う学校の臨時教員の八代であった。八代は書道パフォーマンスを披露し、自分が顧問になった書道部の勧誘をする。
興味を持ったみさとが真子を誘って書道室を訪れると、そこにいたのはいじめられっ子で自閉症の三美子(橋本わかな)ひとりだけ。書道に興味のない真子にとってはドッチラケであったのだが、八代の指導で次第に書道の奥深さを知り気持ちが変わっていく。
そんな中、書道大会が行われることを知り、出場したくなった3人は規定の5名にするべく部員の募集を始める。まず目を付けたのは実力者のトン子(田辺愛美)、そして帰国子女ながら書道の実力もあるミチル(平沢いずみ)であったのだが…というお話。
太田監督の前作『ストロベリーフィールズ』は
悲しい物語でありながら、ほろ苦くも暖かな気持ちになれる映画であった。それは主人公が儚い「友情」を通じて自分探しをしながら成長していく姿を描いた前向きなドラマであったからだろう。
この『青い青い空』はストーリーは全く違うものの根底にあるテーマは同じ。真子(や他の登場人物)が自分探しをしながら周囲との軋轢を乗り越えて成長していく姿が描かれている。
それにしても不思議な映画である。観ている間、悲しい場面ではないのに涙がこぼれてくる。理屈では説明できない感動が沸きあがってくる。それほど重大なことが起こっている訳ではないのに心が震え、胸が締め付けられる。
おそらく太田映画の特徴として
主人公(たち)と観客の距離感の近さが
そうさせているのではなかろうか。真子の受けた感動がそのまま観客の心にダイレクトに伝わってきて、真子同様の感動を観客も受けているような気持ちになるのだと思う。なかなかこんな作品は他にはない。
相葉香凛、草刈麻有、橋本わかな、田辺愛美、平沢いずみ。
草刈以外は知らない子ばっかりだが、彼女らの自然に見える演技が素晴らしく、彼女らの必死さに思わずスクリーンに引き込まれ、のめり込んでしまう。
役を演じていると言うより、役が彼女たちそのものであるかのような印象を受ける。先生役の波岡一喜もとても好感度高くまさに適役。そして一見敵役のような塩見三省も映画を引き締め、松坂慶子や長門裕之といった大物俳優も物語に深みを与えた。
言わば日本映画の良い部分だけ受け継いだ
「日本映画はかくあるべき」と呼べる作品。10月9日からこの映画のロケ地である浜松で先行上映されるが、他はまだ決まっていない様子。地元の方はぜひ劇場に足を運んでほしい。
自分の街でこんな素敵な作品が創られたことを喜んでほしい。そしてその輪が広がり日本中でこの作品が観られるようになることを切に願う。そうなれば僕も
札幌でもう一度至福の時間が味わえるから。
この映画評の元はこちら=>http://kokonntouzai.blog.so-net.ne.jp/2010-10-07
映画ウッチャーの丹下段平さんのブログで見つけた。
とても嬉しいものだったので、許可を頂き転載させてもらった。
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「青い青い空」
爽やかな感動作!
なんて映画のよくあるキャッチコピーみたいだけど、この『青い青い空』を一言で言い表すなら、これ以外の言葉が見つからないほど、タイトル通り青い青い空のような爽やかさが残る快作。
真子(しんこ:相葉香凛)は大学受験のことばかり口にする母(鈴木砂羽)に反発して1年以上口をきいていないちょっと頑固な高校2年生。親友のみさと(草刈麻有)はモデルを目指しオーディションを受けているがなかなか夢が叶わない。そんな二人がある日、駅で不良を懲らしめている
ヤンキー風の男(波岡一喜)を目撃する。
実はこの男、真子たちが通う学校の臨時教員の八代であった。八代は書道パフォーマンスを披露し、自分が顧問になった書道部の勧誘をする。
興味を持ったみさとが真子を誘って書道室を訪れると、そこにいたのはいじめられっ子で自閉症の三美子(橋本わかな)ひとりだけ。書道に興味のない真子にとってはドッチラケであったのだが、八代の指導で次第に書道の奥深さを知り気持ちが変わっていく。
そんな中、書道大会が行われることを知り、出場したくなった3人は規定の5名にするべく部員の募集を始める。まず目を付けたのは実力者のトン子(田辺愛美)、そして帰国子女ながら書道の実力もあるミチル(平沢いずみ)であったのだが…というお話。
太田監督の前作『ストロベリーフィールズ』は
悲しい物語でありながら、ほろ苦くも暖かな気持ちになれる映画であった。それは主人公が儚い「友情」を通じて自分探しをしながら成長していく姿を描いた前向きなドラマであったからだろう。
この『青い青い空』はストーリーは全く違うものの根底にあるテーマは同じ。真子(や他の登場人物)が自分探しをしながら周囲との軋轢を乗り越えて成長していく姿が描かれている。
それにしても不思議な映画である。観ている間、悲しい場面ではないのに涙がこぼれてくる。理屈では説明できない感動が沸きあがってくる。それほど重大なことが起こっている訳ではないのに心が震え、胸が締め付けられる。
おそらく太田映画の特徴として
主人公(たち)と観客の距離感の近さが
そうさせているのではなかろうか。真子の受けた感動がそのまま観客の心にダイレクトに伝わってきて、真子同様の感動を観客も受けているような気持ちになるのだと思う。なかなかこんな作品は他にはない。
相葉香凛、草刈麻有、橋本わかな、田辺愛美、平沢いずみ。
草刈以外は知らない子ばっかりだが、彼女らの自然に見える演技が素晴らしく、彼女らの必死さに思わずスクリーンに引き込まれ、のめり込んでしまう。
役を演じていると言うより、役が彼女たちそのものであるかのような印象を受ける。先生役の波岡一喜もとても好感度高くまさに適役。そして一見敵役のような塩見三省も映画を引き締め、松坂慶子や長門裕之といった大物俳優も物語に深みを与えた。
言わば日本映画の良い部分だけ受け継いだ
「日本映画はかくあるべき」と呼べる作品。10月9日からこの映画のロケ地である浜松で先行上映されるが、他はまだ決まっていない様子。地元の方はぜひ劇場に足を運んでほしい。
自分の街でこんな素敵な作品が創られたことを喜んでほしい。そしてその輪が広がり日本中でこの作品が観られるようになることを切に願う。そうなれば僕も
札幌でもう一度至福の時間が味わえるから。
この映画評の元はこちら=>http://kokonntouzai.blog.so-net.ne.jp/2010-10-07
「青い青い空」の感想紹介 [感想をご紹介!]
「青い青い空」の感想をくれた方々のブログ。
コメントの欄からも飛べるけど
気づかない方もいるかもしれないと思い
以下にアドレスを記す。
どれも素敵な感想ばかり。
ぜひ、読んでほしい。
http://blogs.yahoo.co.jp/crazykatsu/17373254.html
http://ameblo.jp/ka-ko112/day-20101020.html
http://ameblo.jp/komei014/entry-10678020905.html
http://ameblo.jp/4609/day-20101011.html
このページ下の「コメント」の文字クリックすると
書き込みができるので、引き続き「青い青い空」感想
よろしく!
(つづく)
主題歌。聴いてほしい=>
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
ねこじゃらし・K さんの感想! [感想をご紹介!]
ねこじゃらし・K さんの感想!
ほんと云うと、題名とスチール写真、かかってる曲(映画のホームページで観ていた)
これだけでは、何の事やらさっぱり伝わってこなかった、
まっ浜松でロケしたんで、
ブログネタになるかと、半分邪まな考えで観て・・・
そうそう大林監督の様な情緒溢れる地方ロケは、
期待して無いと半端な思いで・・・
スチール写真を見てるせいもあって、ストーリーが読めてきてしまう・・・
見て無くても、この手の真っ当?な青春映画は
筋書きがお決まりのようで・・・
物語が進むに連れて、自分の変化に気付き・・・
おおおっ!何だこの感触は!
別に突拍子もない物じゃなく、普通のストーリーなはずなのに・・・
曲を出演者が口ずさんでいく・・・
よく観てる風景のはずなのに・・・何だこの感触は・・・
え!え!・・・本当に良いのか、このようなストーリーで気持ちが高ぶて・・・
物語がどんどん進んでいく・・・
左眼からお水が・・・zzz
わたし悲しい時は、両眼からお水が湧くんですが・・・
感動した時は、左眼からお水が湧くんです。
たぶん右脳が・・・
隣でもzzzと・・・あちこちでzzz・・と
・・・寝てるわけじゃありません。
頭の中でバラバラだった出演者と曲が、
物語りにどんどん当てはまって・・・
おおおおっ!!
ここ本当に浜松・・・いや確かに浜松・・・
しかも本当に浜松で、物語ってるように思えるこの感触・・・
・・・・・・・・・・・
そしてフィナーレ・・・
あのスローな曲に合わせて、大筆が進んでいく・・・ウルウル
これがまた最高にイイ!!良かった!!
この映画のキャッチコピー「私にだってある、伝えたい気持ち。」
見事に伝わってきた感が・・・
そして純粋な気持ちで拍手です。
そして、ちょっと高かったパンフを開く・・・
おおおおおっ!
大林監督のコメントが・・・
=> http://takafumiota08.blog.so-net.ne.jp/2012-02-01-3
映画の感動が現実になった・・・
この映画で感動しても、間違いじゃなかったんだ・・・
監督様、疑ってすみませんでした・・・。
小玉虫シスターズからの感想/平沢いずみのミチル最高! [感想をご紹介!]
以下、小玉虫シスターズが2011年にこのブログに
書き込んでくれたコメント。
今一度、紹介する。
太田監督こんばんわ~☆☆
青い青い空、東京公開大盛り上がりおめでとぅございますぅ(^.^)
私たちも、め~っちゃ嬉しいですぅ\(^o^)/
また青い青い空観たいです。
私たちは最近は上杉先生の影響?で
ミチルちゃんが好きになってます。
ミチルちゃん、本当は真子ちゃんが書いた『仲間』は、
すごくうれしかったんだと思います。
でも…心の中にもう一人の自分がいて、
もう一人の自分は、何かやり切れない気持ち、
素直になれない気持ちだったんだと思います。
本当のミチルちゃんは破いてしまったことを、
すごく後悔したんだろぅなぁ~って思いました。
それで『これではいけない!』って思い、
もう一人の自分に打ち勝って真子ちゃんたちのピンチに
******(ネタバレ伏せ字)に現れたんだと思います。
私たちも、そんな素敵なミチルちゃんをまた
スクリーンで観たいです(^o^)
東京→千葉→アメリカ→そして日本全国で
『やらまいかー!』してほしいですね。
by 小玉虫シスターズ
書き込んでくれたコメント。
今一度、紹介する。
太田監督こんばんわ~☆☆
青い青い空、東京公開大盛り上がりおめでとぅございますぅ(^.^)
私たちも、め~っちゃ嬉しいですぅ\(^o^)/
また青い青い空観たいです。
私たちは最近は上杉先生の影響?で
ミチルちゃんが好きになってます。
ミチルちゃん、本当は真子ちゃんが書いた『仲間』は、
すごくうれしかったんだと思います。
でも…心の中にもう一人の自分がいて、
もう一人の自分は、何かやり切れない気持ち、
素直になれない気持ちだったんだと思います。
本当のミチルちゃんは破いてしまったことを、
すごく後悔したんだろぅなぁ~って思いました。
それで『これではいけない!』って思い、
もう一人の自分に打ち勝って真子ちゃんたちのピンチに
******(ネタバレ伏せ字)に現れたんだと思います。
私たちも、そんな素敵なミチルちゃんをまた
スクリーンで観たいです(^o^)
東京→千葉→アメリカ→そして日本全国で
『やらまいかー!』してほしいですね。
by 小玉虫シスターズ
タグ:小玉虫シスターズ
小玉虫シスターズからの感想/平沢いずみのミチル最高! [感想をご紹介!]
以下、小玉虫シスターズが2011年にこのブログに
書き込んでくれたコメント。
今一度、紹介する。
太田監督こんばんわ~☆☆
青い青い空、東京公開大盛り上がりおめでとぅございますぅ(^.^)
私たちも、め~っちゃ嬉しいですぅ\(^o^)/
また青い青い空観たいです。
私たちは最近は上杉先生の影響?で
ミチルちゃんが好きになってます。
ミチルちゃん、本当は真子ちゃんが書いた『仲間』は、
すごくうれしかったんだと思います。
でも…心の中にもう一人の自分がいて、
もう一人の自分は、何かやり切れない気持ち、
素直になれない気持ちだったんだと思います。
本当のミチルちゃんは破いてしまったことを、
すごく後悔したんだろぅなぁ~って思いました。
それで『これではいけない!』って思い、
もう一人の自分に打ち勝って真子ちゃんたちのピンチに
******(ネタバレ伏せ字)に現れたんだと思います。
私たちも、そんな素敵なミチルちゃんをまた
スクリーンで観たいです(^o^)
東京→千葉→アメリカ→そして日本全国で
『やらまいかー!』してほしいですね。
by 小玉虫シスターズ
書き込んでくれたコメント。
今一度、紹介する。
太田監督こんばんわ~☆☆
青い青い空、東京公開大盛り上がりおめでとぅございますぅ(^.^)
私たちも、め~っちゃ嬉しいですぅ\(^o^)/
また青い青い空観たいです。
私たちは最近は上杉先生の影響?で
ミチルちゃんが好きになってます。
ミチルちゃん、本当は真子ちゃんが書いた『仲間』は、
すごくうれしかったんだと思います。
でも…心の中にもう一人の自分がいて、
もう一人の自分は、何かやり切れない気持ち、
素直になれない気持ちだったんだと思います。
本当のミチルちゃんは破いてしまったことを、
すごく後悔したんだろぅなぁ~って思いました。
それで『これではいけない!』って思い、
もう一人の自分に打ち勝って真子ちゃんたちのピンチに
******(ネタバレ伏せ字)に現れたんだと思います。
私たちも、そんな素敵なミチルちゃんをまた
スクリーンで観たいです(^o^)
東京→千葉→アメリカ→そして日本全国で
『やらまいかー!』してほしいですね。
by 小玉虫シスターズ