ロケハンで残る場所は? [ロケハン2009冬]
金指駅から山の方に歩いて行く。
この辺も色づいた葉っぱが秋〜冬を感じさせる。
目的地はこの1年、探しているが、見つからない場所。
それが数ヶ月前。金指駅近辺をロケハンしていて
その看板を見つけた。ここなら行けるかも?
でも、そこを訪ねる時間がなかなか取れなかった。
そこを訪れる。
けど、どの場面の撮影で、どこを使うかは秘密。
(つづく)
途中下車してロケハン [ロケハン2009冬]
天浜線、金指駅で下車。
前々から行ってみたかった場所に行く。
本格的なロケハンは今年09年の1月からスタートしたが、
(イレギュラーでは、07年からロケハン)
最近は監督業より、プロデュサー業で奔走。監督業の時間が取れない。
撮影場所は95%決まっているが、あとの5%を探す時間がなかった。
今回の風景撮り。予定を1日延長して浜松に滞在したが、この時間が取れたことは嬉しい。
(つづく)
新所原駅のうなぎ弁当 [ロケハン2009冬]
ここ天浜線の新所原駅の名物。
うなぎ弁当。
とても有名。一度食べたかった。
この日はちょうど正午。昼食にする。
注文すると、その場で作ってくれてホームまで届けてくれる。
電車の中で、いただきまーす!
(つづく)
冬の天浜線の旅 [ロケハン2009冬]
寺で2時間ほど、ゴロゴロ(?)したあと。
まだ、時間があるので、浜松を知る旅にチェンジ。
JR新所原駅まで出る。そこから天浜線に乗り換え。
天竜浜名湖鉄道。僕の大好きな路線である。
この路線の駅は本当に素敵。
今回の映画「書道♡ガールズ」で撮影したい駅もある。
けど、撮影しない駅や風景も把握しておきたくて、
春、夏、秋と、それぞれに何回もこの路線を往復した。
効率だけを考えてはいけない。まず、町を知り、把握することが映画作りで大切なこと。
いよいよ冬を体験。車窓から見える風景を見つめる。
(つづく)
ロケ予定地で演出プランを立てる!(4)お寺でゴロゴロ [ロケハン2009冬]
お寺の中でゴロゴロ。自分の足をカメラで撮る。
遊んでいる訳ではない。
単に映画のカット割りや俳優の動きを考えるだけではダメ。
映画の中とはいえ、そこには日常がある。
物語の中の日常がある。映画には出てこなくても、そのお寺の日々がある。
このお寺に住む登場人物は、この部屋でどうしているのか?
書道の練習か? 書の本を読むのか? 先人の書を見つめるのか?
もしかしたら、この部屋ではゴロゴロしているだけかも?
そんなことを自身で体感してみる。想像してみる。
映画に映る部分だけを、演出しても奥行きは出て来ない。
(つづく)
ロケ予定地で演出プランを立てる!(3)お寺 [ロケハン2009冬]
このお寺。実はもう10回近く来ている。
おまけに春、夏、秋、に来ている。今回が冬。四季を全部経験。
とても、素敵な建物。豪華なところではないが、とても味わいがある。
ロケ地の第1候補なので、ここで撮影するとどうか?
カット割りや演出プラン。考え続けている。
東京で考えたプランが通用するか?
俳優の動きを僕自身が再現。そのコースを歩いたり、動いたりしてみる。
(つづく)
ロケ予定地で演出プランを立てる!(2ーB)刑事と同じ [ロケハン2009冬]
なので、僕は何度もロケ予定地を訪ね、現場で演出プランを考える。
刑事でいえば、鑑識の撮った証拠写真ではなく、
殺人現場に行って、犯行の様子や犯人の心理を考えるようなもの。
刑事ドラマでよくいわれる台詞。
「現場100回!」
これは映画の撮影にもいえることだ。
経済的、時間的に問題が出て来るので、このやり方を実践できることは少ない。
でも、多少の無理をしても、現場を何度も訪れることで
よりよい演出ができるのだ。
よし! 浜松駅から電車に乗る!
(つづく)
ロケ予定地で演出プランを立てる!(2)刑事と同じ [ロケハン2009冬]
ロケハン時に撮影したスチール写真、ビデオ映像を見ながら監督が一人で考える。
まさにそれが監督にとって一番大切な仕事。
ただ、それではいざ実際に撮影するときに、計算通りに行かないことがある。
場所。位置関係。背景。光の具合。
写真を見るだけでは、分からないことが多い。
現場を訪れたときの記憶も、曖昧になりがちだ。
そんなことをベースにして、演出プランを立てても
うまく行かないことが多い。
(つづく)
ロケ予定地で演出プランを立てる!(1) [ロケハン2009冬]
地元の委員の方が主催される会合は夜。かなり時間がある。
せっかく、浜松にいるのにホテルで過ごすのはもったいない。
ホテルの近所のマクドナルドで、朝食を食べながら考える。
ロケハン? いや、すでに95%のロケ地は決まっている。なので、次の作業だ。
現場での俳優の動きや、カット割りを考える段階。
いわゆる演出プランなのだが、通常はその作業は東京で行う。
そのために問題を生むことが多いのだ。
(つづく)