少女たちを探す旅・序章(5ー終)本当に相応しい子を探す! [キャスティング]
実力も人気もある子は、20歳過ぎ。
CMで活躍する子には、会えない。
よし! それなら映画界の方法論はやめる!
流行のCMアイドルも、
20歳を超えた人気女優も起用せず
本当に、この物語に相応しい俳優を選ぼう!
映画「青い青い空」を輝すに相応しい俳優を選ぼう!
人気はあるが、「あきらかに違う!」と思われる
映画界的なキャスティングは辞める。
「人気」や「知名度」だけではなく、
その役に本当に合った10代の子たちを選ぼう!!
「実力」も「魅力」もある素敵な子たちを探す!
そう決意した。
真子、
みさと、
三美子、
ミチル、
トン子
絶対にいるはずだ!
素質を秘めた10代。
今はまだ無名でも、限りない可能性を秘めた子が・・。
誰も知らなくても、素晴らしい演技力を持った子がいる・・。
「私なんて駄目だ。どうせ受からないよ・・」
と思っている君。
君が持つ素晴らしい「可能性」。僕が見つける!
今は崖っぷちに立っていて、
まわりから実力を認められず。
オーディションを受けられないでいるとしても、
君を見つける。
本物の素質を持った子、
絶対にいる。
有名CMに出ていなくても、テレビドラマに出てなくても、
絶対にいる!!
まだ、会ってはいないけど、そんな君たちを探す。
そして、君たちの魅力を引き出し、輝かせてみせる!
待っていてくれ真子
待ってろ、みさと。
三美子、トン子、
そして・・ミチル・・。
必ず、君たちを見つけ出す!!
そんな子たちと「青い青い空」を作る!
5人の主人公を探す旅。
スタートさせる・・・。
(「少女たちを探す旅/第1部 につづく)
少女たちを探す旅・序章(4)会えないと決められない! [キャスティング]
CMでブレイクした子たちを抱えるプロダクション
オーディションにも、面接にも出して来ないのだ。
出演依頼しか受け付けない!
何だそれはーーーー!!!!!
と思うのだが、そういうプロダクションが多い。
キャバクラではないのだから、写真だけ見て指名なんてできない。
実績ある有名俳優ならいい。でも、ドラマ経験なしの新人タレントだ。
会ってみたら全然、印象違うということはよくあるし
演技力ゼロとか、やる気が見えないとか
問題が分かっても、その子を使って撮影しなければならないのだ。
「この子に***役は無理だよ」
と思っても、撮影せねばならない。
それはもう、どうがんばってもいい映画にはならない。
それで大失敗した映画。何本もある。
何より、その子は可哀想だ。
監督がその子のことを知り、その子の良さを引き出してこそ
いい作品になる。
合わない役の主役を演じても、その子の魅力が出ない。
意味がない!
おかしい!
違う!
そんな現状なのに、映画会社。役に合う合わないより、人気タレントを求め、
プロダクションは出演依頼でないと、その子に合わせてくれない。
どちらも、自分で自分の首を締めている。
事前に監督と俳優が会い。
「この子なら**役が出来る」
という子を選んでこそ。よい映画になり、ヒットし、
その子はさらに人気が出て、映画も儲かる。
スポンサーも、事務所も、皆、ハッピーになれる。
なのに、それをさせない・・。
(つづく)
少女たちを探す旅・序章(3)CMガールズ [キャスティング]
本物の10代で
演技力ある若手
見つけるのが大変なのだ・・。
若ければ当然「知名度」や「人気」は着いて来ない。
それが、ここ10年くらい。新しい動きがある。
人気CMで注目されている新人を抜擢する方法だ。
***ドリンクに出ている子。***ハウスで笑顔を見せるあの子。
***製菓のCMで踊りがうまいあの子。
いくつかのCMは、登龍門的な存在となり、
そのオーディションに多くの新人タレントが押し掛けている。
映画会社やテレビ局は、それらの人気CMに出ている子に目をつけ
ドラマに出演させたり、映画出演をオファーしたりする。
もの凄い争奪戦となっている。
それら登龍門CMに出たとたん。オファーが殺到するのだ。
しかし、問題がある。
その種の人気CMタレント。
実際にどれだけ「演技力」があるか分からない。
CMでは輝いていても、映画に出ると全然魅力がない子がよくいる。
30秒で魅力を発揮するが、
2時間の映画では、魅力が持たない子もいるのだ。
つまり、30秒なら笑顔だけで持つが、
2時間の映画だと「演技力」が必要。
でも、それはCMを見ているだけでは分からない。
実際に会って話をし、シナリオを読み、一場面を演じてもらわないと
見極めることができない。
なのに、問題がある・・。
(つづく)
少女たちを探す旅・序章(1)キャスティングとは何か? [キャスティング]
キャスティング。俳優を選ぶ作業。
どの役をどの俳優にお願いするか?
伊丹十三監督は言う。
「キャスティングが映画の出来の70%を決める」
まさにその通りだと思える。特に主人公は重要。
映画の世界で主人公役の俳優を選ぶとき
「人気」と「実力」がある俳優をキャスティングする。
テレビや映画で活躍する****主演。
ただ、青春ものの場合。むずかしいことがある。
10代で、誰もが知る大人気の俳優がいないことだ。
というのも、女優を目指す女の子が14歳でデビューしたとする。
昔のようにいきなりブレイクすることはない。
いろんな仕事をこなし、少しずつ売れて来て有名になる。
それには2年、3年、4年、5年とかかるのだ。
人気が出る頃には、20歳を超えてしまう。
演技力は育っているが、女子高生をやるには難しい年齢。
そのため、人気も実力もある
20歳を超えた子がセーラー服を着て、
女子高生を演じることが多くなる。
でも、この考え方は違うだろう
(つづく)
少女たちを探す旅 プロローグ [キャスティング]
ずっと、ずっと書きたかった話が2つある。
でも、どちらも長編で、集中力と精神力と体力が必要。
ここ数ヶ月、それが両方ともなかった。
記事を書くどころか、更新することで精一杯。
再放送(?)記事、で繋いだりしている。
「書く」というのは本当に大変な作業で
体調が悪いと、書き出す前にめげてしまう。
でも、本日は少し調子がいいので、その1つの「プロローグ」だけを
書いてみる。
そう。今回のキャストがいかにして集まったか?
どのようにして、5人娘の出演が決定したか?
あの「七人の侍」の前半戦。侍集めのシーンのような物語。
語りたい・・。
たぶん、いいところで体力尽きると思うけど
書いてみる・・。
(つづく)
出演者発表!!(下) [キャスティング]
ジャジャじゃーーーーーん!
写真上が浜松映画「書道♡ガールズ」の主人公の5人!
紹介しよう!
写真上、左から
相葉香凛 草刈麻有 橋本わかな 田辺愛美 平沢いずみ
かなり凄い面々が揃った。
当初、「ストロベリーフィールズ」のプレッシャーが重かったが、
キャスティングを始め、この子たちに出会ったたとたんに吹っ飛んでしまった。
「ストロベリー」キャストに迫る、いや、超える可能性を秘めている
そんな素晴らしい若き俳優たちと出会うことができた。
さらに、顧問の先生役には・・。
波岡一喜
そう、「ストロベリーフィールズ」では、鉄男役で大奮闘してくれた。
その波岡君にお願いした!
彼なくして、今回の映画は成り立たない。
3年前に映画をスタートさせた段階から、僕の中で先生役は波岡一喜しかなかった。
他の俳優では絶対に不可能な役なのだ!
だが、今や波岡君は大ブレイク。多くの作品に出演。超多忙な日々を送っている。
なのに、今回の依頼を快諾してくれた。本当に感謝!
その辺の話も順に書かせてもらう。
そして、書道部員の若き女優たち。こちらも凄い!
そのエピソードも順にご紹介!
さあ、キャストも決まった
このまま撮影に突入だあ!
(つづく)
出演者発表!!(中) [キャスティング]
「きっと、今回も太田監督が選んだ子たちは、ブレイクするぞ!」
前作の「ストロベリーフィールズ」では4人中、4人がブレイク。
厳密にいうと、4人中、5人がブレイクしている。
多くの人が期待するのも当然だ。
が、それを超えることは、奇跡を起こすようなもの。
通常、映画から1人がブレイクすれば「凄い!」ということになる。
それが4人だ・・・我ながら怖いものがある。
けど、それは僕の力ではない。
今回のキャスティング。物凄くプレッシャーだった。
でも、様々な葛藤と苦悩を続けて、6人を選んだ。
そのキャストを発表する!
(つづく)
出演者発表!!(上) [キャスティング]
僕の前作「ストロベリーフィールズ」
主人公の4人。映画公開後、全員がブレイクした。
全員が映画の主役を張れる女優となった。
「監督、凄いですね! 若手女優を見る目がありますね!」
あちこちで、そう言われた。
でも、そうではない。あの子たちが輝いていたのだ。
輝いていた子を選んだだけ。ただ、その輝きが本物であったこと嬉しい。
その後、まわりの次回作への期待は大きかった。
期待はどんどん大きくなり、重くのしかかってきた・・。
大丈夫か? 俺!
(つづく)
出演者が決定???! [キャスティング]
突然ですが、このブログを読んでいる方。
こう思って、いないだろうか?
「それにしても*****のことが、書かれていないけど・・?」
スタッフの話、ロケハンの話、演出の話、シナリオの話、浜松一般オーディションの話。
2007年の企画スタート時から、今日までの3年に渡る準備期間のこと。
書道取材のことも、くわしく書かれている。
「なのに、あの話が出てこない!」
ははは、気付きましたか?
今回の映画は、高校書道部の5人の女子部員と先生の物語。
それを誰が演じるのか?気になるところ。
実は昨年秋から、キャスティングを開始。
今年1月には、全て決定!
現在は皆、撮影に向けて役作りにかかっている。
大満足の面々。本当に素敵な子ばかりだ!
その俳優名。近々、発表させてもらう。
乞う、ご期待!