震災で全国公開が中止になった幻の作品=青春書道映画「青い青い空」が待望のDVD化!予約受付開始。 [作品紹介]
僕が5年前に監督した映画「青い青い空」
この11月DVD化、発売が決定。
これで監督した映画4本全てがDVD化された。
感激!
(以下、Amazonの説明より)
この映画は2011年の書道映画ブームのきっかけとなった作品。2010年にロケ地浜松市で大ヒット4ヶ月に及ぶロングラン。涙と感動の映画と話題になり、3万人を動員。
翌2011年に東京公開されたが、5日目に東日本大震災で上映中止。全国公開も行なわれずに終了。幻の作品となった。が、その感動的な物語からDVD化の声が絶えず、太田監督の新作「向日葵の丘」のヒットを機会に待望の発売が決定した。
出演: 相葉香凜, 草刈麻有, 波岡一喜, 長門裕之, 松坂慶子
監督: 太田隆文
発売予定日は2016年11月2日です。
”青い青い空”はロックコンサートのような映画? [作品紹介]
「青い青い空」
留学当時から考えていたチャレンジをしている。
先に紹介したロックコンサートの数々。
ローリング・ストーンズでも、スプリングスティーンでも、
マイケル・ジャクソンでも、The Whoでも
凄いパワーで、血が逆流する体験をする。
それを映画で再現できないか?ということ。
音楽映画を作ると言うのではない。
例えば、ストーンズ。
クライマックスは「イッツ・オンリー・ロックン・ロール」で
「ブラウン・シュガー」で、「サティスファクション」
ああ〜終わった・・と思ったところで、アンコール
さらに「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」
映画でいうクライマックスが延々と続くようだ。
通常の映画ではクライマックスは1回。
最後の対決があって、終わる。
その盛り上がるクライマックス。何回もあるような構成はできないのか?
ストーンズやスプリングスティーンのような
大盛り上がるする歌が何曲も続く、ライブのような乗りを
映画に持ち込めないのか?
そして、映画自体を音楽的なコンサート的な表現をすること
できないだろうか?
それによって、これもまたインタナショナルな表現ができるのではないか?
かなり専門的で分かりにくと思うが、
長年考えたそれを実践したのも、「青い青い空」なのである。
(つづく)
「青い青い空」はオーケストラ? [作品紹介]
書家であり、ミュージシャンであるS先生。
「青い青い空」を見て、以前こんな感想をくれた。
「この映画は三重奏、四重奏になっているんだなあ。
映画というより音楽に近いんだよ」
これを指摘してくれたのは、この先生しかいない。
でも、それは狙っていたので、とても嬉しかった。
分かってくれる人がいて、感激。
そう、「青い青い空」は物語でありながら、
ジャズやクラッシックのような形態を取っている。
通常、映画というのは理屈によって作られて行く。
主人公を視点として、起承転結の展開があり、
階段を登るようにエンディングに進む。
だが、「青い青い空」は少し違う構成だ。
そのせいか?よく「誰が主人公ですか?」と訊かれた。
が、必ず「5人が主人公です」と答え。この言い方にこだわった。
そう。「青い青い空」は従来の映画とは違う
音楽のスタイルを持ち込んだのだ。
例えれば、オーケストラ。
真子がピアノ。みさとがバイオリン。
三美子がピッコロ。トン子がクラリネット。ミチルがサックス。
卓也がトランペット。八代先生がドラム。
あるときは真子のピアノが主旋律を弾くが、
別の楽章では、みさとのバイオリンが主となる。
ときには、ピアノとサックスの掛け合い。
そして、思いもかけないところで、
三美子によるピッコロの独奏。
さらには松坂慶子さん演じるオカンによる、ハープが入り
長門裕之さん演じる和尚の、コントラバスが参加。
より魅力的なアンサンブルとなる。
それが足し算ではなく、かけ算になり、曲を広げて行く。
掛け合うことで、うねりが起こり、喜びや悲しみが増幅されるのだ。
ジャズやロックライブ。基本の曲を守りながら、ある部分でアドリブが入り
ピアノとトランペットが掛け合い。盛り上がる場面がある。
それを映画でやりたかったのだ。
象徴的なのが映画の後半戦頭の「書と音楽のコラボ」シーン
音楽に乗せて書道練習をするシーン。まさにオーケストラ。
そんな意味で「青い青い空」は
音楽的!と指摘してくれたS先生の言葉。
二ヒヒ!と喜んだものだ。
さて、そんな作品。LAではどう見られるのか?
会場の外では開場を待つ人たち、どんどん増えていた。
(つづく)
LA上映でのアンケート結果紹介 [作品紹介]
ジャパン・フィルム・フェスティバル・LA 2011
「青い青い空」
リトル東京&アーバイン上映時の観客アンケート結果。
最高 70%
よかった 29%
まあまあ 0%
詰まらない 1%
(感想のいくつかをご紹介)
Wish the movie becomes available on DVD! I want to share the story with friends. Thanks!
The movie was very great
I really enjoyed it
Great !
Excellent film! Wonderful emotional Loved it
this movie was so emotional. Well made. For next year I with they add more movies!
Great Film! Awsome!
もう一度チャンスがあったら見たい
久しぶりに心あらわれる思いでした。ありがとう
歌も良かったです!
Please do a Japan film Festival every year!
I really enjoyed it
Very good film!
Very good
素晴らしい映画をありがとう
*****************************************************************************
(アーバイン上映の風景)
第三会場はアーバインにあるシネコン。
ここで「青い青い空」の2回目の上映が行われた。
スチール写真やポスターが会場内に貼り出され。
多くの観客が足を止め、見入ってくれた。
場内は満員。
上映中は笑い声と涙の連続。
上映終了後にはリトル東京会場に続き
割れんがばかりの拍手喝采が起きた!
アメリカとはいえ、拍手が起こるのはよほどのこと。
「青い青い空」海外でも高く評価されてこと
とてもうれしい。
(写真下、映画の出演者でもある春山先生の書いた書)
「青い青い空」スチール展/波岡一喜 [作品紹介]
僕の前作「ストロベリーフィールズ」でも出演してもらった
波岡一喜君。
大ブレイク中の俳優。
今回の「青い青い空」にも出演してもらった。
役所は書道の先生。
ん? でも、上、写真は何?
不良たちと喧嘩する兄ちゃん?
先生のはずなんだけど?
何のシーンなんだろう?
そして、別のシーンでは波岡君の演技で、観客は全員号泣!
(つづく)
タグ:波岡一喜
撮影の想い出/カメラが2台? [作品紹介]
今回の映画「青い青い空」
撮影ではカメラを常時2〜3台。
最大で6台使って撮影した。
写真上。真子(相葉香凛)の家のシーン。
カメラ位置を決めるために、スタッフが代わりに座っている。
よく見るとカメラが右側に、2台あることに気づくだろう。
その2台のカメラを監督(私)がモニターで確認する。
当然、モニターも2台。
写真下。おじいちゃん役の飯島大介さんのシーン。
こんなふうにして撮影をする。
(つづく)
八代先生と六角橋先生/ジャスティライダー時代からの親友 [作品紹介]
八代先生(波岡一喜)と親友の教師・六角橋先生(井坂俊哉)
親友同士の設定。
このお二人。とてもいい感じ。
実は特撮ドラマ「ジャスティライザー」でも共演。
それ以来の友人ということ。
映像には目に見えないものも出るのだ。
六角橋先生は八代先生と、大学時代からの友人。
クライマックスの大会では解説者として登場。
とても、いい味を出してくれた。
タグ:波岡一喜
「青い青い空」スチール展/波岡一喜 [作品紹介]
八代先生役の波岡一喜君を先頭に
浜松のモール街を歩く、真子ーしんこ(相葉香凛)、
みさと(草刈麻有)、三美子(橋本わかな)
校外学習のシーンである。
八代先生、商店街で何を教えようとしているのか?
写真下。同じ場所でのロケ風景。
(つづく)
タグ:波岡一喜