SSブログ
キャスト ブログトップ
前の10件 | -

本日は相葉香凛スペシャル(3)食堂ロケ [キャスト]

_DCS1888.jpg

2010年6月

 相葉香凛の感動シーン。

 いっぱいあるので、本当に選びにくい。

 が、僕が一番印象的だったのは、やはり、浜松市内にある食堂での撮影。

 食堂の表に、相葉演じる真子ーしんこが書いた「書」が張り出されるという場面。

 今まで一度も褒められたり、評価されたことのない真子が

 初めて注目を浴びるというシーン。

 そこで真子ーしんこは初めて、書道による感動を経験するという。

 とても重要な場面。

 僕も特に力を入れて撮影の臨んだ。

 撮影は順調に進み、

 いよいよ、相葉が感動を表現するシーンである。

 真子s.jpg


 (つづく)


  aoi_h1_0121_ol-6874c-fe4c3.jpg
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

平沢いずみ演じるミチルの話も書くぞ! [キャスト]

_DSC1377.jpg

 ここしばらく、

 そして、大学に見事合格した記念で、相葉香凛さんのエピソード

 アンコール掲載した。

 トン子役の田辺愛美さんの舞台を続けて見に行った話も

 書いた。

 
 三美子役の橋本わかなさんの話も、お誕生日記念で書かせてもらった。

 草刈麻有さんは、大林宣彦監督の”この空の花”に出演。

 そのことを書いた。

 出演者の話題。この春まで続いた。

 5人の主人公で4人まで話が続いたのだから、残る一人。

 小玉虫シスターズもファンであるミチルこと

 平沢いずみの話も書きたい。

 _DSC1481.jpg

 これも以前に掲載したものだが、とても評判がよかったのをアンコールでお届け。

 平沢が演じたミチルの若き日の物語。

 ”青い青い空”で描かれた以前のストーリー。

 このエピソードは凄く評判がよかった。

 掲載したのは1年ほど前。きっと、今の読者の多くは読んでいないはず。

 映画を見た人も、見ていない人も分かるようになっているので

 ぜひ、読んでほしい。

 (近い内に)

 
 aoi_h1_0121_ol.jpg
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

藤田朋子さんの役、こうして決めた!(11)俳優の魅力 [キャスト]

 _D3S3288.jpg

 今回、出演してもらった俳優さんたち。

 芳賀優里亜さん。飯島大介さん。奈佐健臣さん。

 前作「ストロベリーフィールズ」に出て頂いた方々。

 一緒に仕事をしているので、その魅力を実感。

 それが発揮されるような、役を作り、お願いした。

 だから、藤田朋子さんも、彼女の魅力を投影したい。

 で、考えた。

 朋子ちゃん演じる顧問。

 ライバル校の八代先生的存在ではないか?

 書道をやることで、字がうまくなること教えるのではなく、

 自分の気持ちを伝えることが、大切と教える先生。

 思い出すのはアメリカ映画「GAIJIN/外人」のこと・・。

 10数枚のファックスに綴られた藤田さんの気持ち。
 
 P1020850.jpg

 「とにかく自分の気持ち。みんなに伝えたい。

 悲しい思いと、感謝の思いを伝えなきゃって

 だって、そのときに伝えたなきゃ。

 機会はもう、ないんだもん・・」 

 あの言葉。

 まさに「青い青い空」のテーマだ。

 藤田朋子さんの役。

 そんな「思い」を持った先生にしよう。

 (つづく)

 ポスター.jpg
タグ:藤田朋子
nice!(0) 
共通テーマ:映画

藤田朋子さんの役、こうして決めた!(10)顧問の先生 [キャスト]

_D3S7897.jpg

 「よし、他校の顧問役で行こう!」

 で、終わりにしてはいけない。

 では、どんな顧問なのか? 設定せねばならない。

 その先生にも、それなりの人生があるはず。

 今回の映画「青い青い空」に登場する人物。

 全ての人に人生があり、過去があり、物語がある。

 映画の中で紹介されなくても、それはしっかりと作ってある。

 それぞれの俳優も、その設定を理解して演じている。

 だから、観客は説明シーンがなくても、それを感じるのだ。

 浜田先生にも、赤山先生にも、校長にも、

 全て物語がある。

 _DSC3835.jpg

 同じように、藤田朋子さん演じる顧問の先生にも物語が必要だ。

 同時に、その役を演じる俳優さんの

 「魅力」や「良さ」を引き出すこと。

 とても大切だ。

 例えば、今回、八代先生役をお願いした波岡一喜君。

 不良役が多いが、本来の彼はとても優しく感受性の強い青年。

 僕には硬派な不良というより、心や優しき兄貴という印象がある。

 八代先生というキャラクターを書くときに、それを投影した。

 (つづく)

 ポスター.jpg

タグ:藤田朋子
nice!(0) 
共通テーマ:映画

藤田朋子さんの役、こうして決めた!(9)顧問の先生? [キャスト]

_D3S1627_2.jpg

 てなことを考えていて、思いつく。

 映画では、3つの高校がステージに上がる、

 真子(相葉香凛)たちの通う、架空の浜松第二高校。

 実在する浜松学芸高校、興誠高校。

 実際はもっと多くの学校が大会に参加している設定。

 藤田朋子さんの役
 
 第4の高校の顧問の先生というのを考えた。

P1150580.jpg
 
 演出部のチーフにも相談。

 最終的には、興誠高校の顧問役に決めた。

 真子たちの顧問は八代先生(波岡一喜)

 でも、他の学校は顧問もコーチも出て来ない。

 そんな存在が画面に登場すれば、ライバル校の雰囲気が出る。

 大会目指してがんばって来たのは、真子たちだけではない。

 他の学校の生徒たちだって、練習に練習をして来たはず。

 その辺が表現できる。

 生徒だけでなく、顧問の先生が出てくることで

 大会の奥行きが出る。

 映画の中の物語世界が深くなる。

 これなら無意味な役ではない!

 (つづく)

 ポスター.jpg
タグ:藤田朋子
nice!(0) 
共通テーマ:映画

藤田朋子さんの役、こうして決めた!(8)大会の日 [キャスト]

P1140564_2.jpg

 もうひとつ、問題がある。

 今回は藤田朋子さんの休みが取れた日に、出演してもらう。

 もし、その日の撮影。真子(相葉香凛)1人しか登場しないシーンなら

 どうするか? 大問題だ。

 どうがんばっても、他の人が出て来てはおかしな場面ならどうするか?

 でも、とにかく、藤田さんが来れる日に合わせて、何か考えるしかない。

 1ヶ月に1回の休日。

 その日にわざわざ、浜松まで来てくれるのだから。

 さて、撮影はどんどん進み。

 藤田さんサイドから連絡が来た。

 「4月15日に伺えます」

 その日のスケジュールを見ると、大会シーンの撮影。

_DCS6204_2.jpg


 それも真子たちが舞台に上がる日。

 前日は観客側のシーンを撮影。
 
 それなら、出演者の誰かのお姉さん役とかで、

 客席から応援している場面に出来たのだが・・。

 その日撮影するのは、まず、真子(相葉香凛)たちが会場に到着するシーン。

 ここは他の人は登場できない。

 急にみさとのお姉さんが登場するのも変!
 
 あとは大会の舞台の上。

 ここも出れない。
 
 残るは、控え室。例えばこれはどうか?

 「浜松第二高校のみなさん。出番ですよ」

 と呼びに来るスタッフ?

 それも先のウェートレスと同じで、物語に絡まず。

 いかにも特別出演だ・・。

 どうすれば?いいのか・・。

 (つづく)


 ポスター.jpg
タグ:藤田朋子
nice!(0) 
共通テーマ:映画

藤田朋子さんの役、こうして決めた!(7)アメリカ映画の場合 [キャスト]

P1020812_2.jpg

 有名俳優による特別出演。

 アメリカ映画。この辺。なかなか、うまい。

 ジョントラボルタ主演の映画

 「ステインアライブ」

 人ごみでトラボルタがぶつかる男。一瞬、振り返る。

 シルベスター・スタローンだ!

 でも、何も言わず行ってしまう。

 その映画の監督が実はスタローン。特別出演したのだ。

 これはおしゃれ。

Uスタジオ/フロリダ.jpg


 ジョディフォスター主演の

「ハートに火をつけて」

 麻薬でラリっているような職人役

 ボブ・ディラン。

 ブラジルのプロレスラーではない。

 アメリカのフォークシンガーだ。

 彼は当時、本当に麻薬漬け。で、あえてそんな役をやるところが面白い。

 重要な役ではなく、ジョディフォスターに道を教えるだけの役。

 でも、物語に必要。小さな役だが、意味がある。 

 そんなふうに、さりげなく。そして、意味ある登場の仕方が大切。

 ただ、「ハートに火をつけて」のディランの役。

 彼の出演が決まってから作られたものではなく、当初からシナリオにあったものだろう。

 しかし、今回は役を追加せねばならない。

 物語を壊さずに、そんな役を作れるのか?


 (つづく)


 ポスター.jpg
タグ:藤田朋子
nice!(0) 
共通テーマ:映画

藤田朋子さんの役、こうして決めた!(6)役を増やす [キャスト]

091020_164632.jpg

 こうして16年後

 いよいよ、藤田朋子さんと仕事をすることになった。

 感激!

 「思い」がある俳優さんと一緒に映画作りができるのは

 本当にうれしい。

 とは言え、すでに「青い青い空」の主要キャストは決まっている。

 本人は「エキストラでもいい!」というが、そうもいかない。

 では、新たな役を作るか?

 いや、すでに出来上がった物語で無理矢理、新しい役を作ると、

 物語が壊れてしまう。

 例えば、喫茶店で恋人同士が別れ話をしている場面があるとする。

 そこに第3の人物を登場させるのは、むずかしい。

 ウェートレスが出て来て「ご注文は?」というのならOK。

 でも、そのウェートレスは物語には絡まない。

 エキストラの延長だ。

 P1130535.jpg

 さらに、その役を有名俳優が演じると「何かの伏線か?」

 「あとで登場するのか?」と観客が思ってしまう。

 で、出て来ないと「何それ?」となる。

 物語をもり下げてしまう。

 では、そこでヒロインの友達役として、

 第三の人物が登場する、とする。

 「あ〜偶然。何してるの? あっ、おデート中か。邪魔しちゃったね?」

 とかいう台詞を作る。

 これも駄目。

 先と同じように、観客はその友人があとで物語に絡むと思う。

 第三の人物が登場する以上。

 物語の展開に関わらなくてはならない。

 意味を持たないと駄目。

 物語に意味なく友達が出て来るのなら、出ない方がいい。

 _DSC2189.jpg

 このパターンで有名俳優が特別出演することがよくある。

 当然、そのシーンだけ浮いてしまう。

 「ああ、あの俳優を出すために、無理矢理作った役だな?」

 と観客に見抜かれる。

 物語もおかしな具合になるのだ。

 学生が書いたシナリオを読むと、よく分かるのだが・・。

 その人が出て来なくても、物語に支障がない人は必要がない役。

 それは切らなければならない。

 それが物語の鉄則。シナリオのルール。

 不必要な役を無理矢理出せば、物語は壊れるのである・・・。

 (つづく)


 ポスター.jpg
nice!(0) 
共通テーマ:映画

藤田朋子さんの役、こうして決めた!(5)16年目 [キャスト]

101101_183530.jpg

 「GAIJIN/外人」が中止になったあと。

 藤田朋子さんの芝居やライブ。

 見に行った。

 そのたびに、この子は本当にスゴイ女優だと再確認。

 いつか再び、仕事ができればと思っていた・・。

 やがて、僕が監督デビュー。

 でも、彼女はテレビドラマでバンバン主役をやる凄い女優さん。

 簡単にオファーできない。

 そして、出てもらうからは、その魅力が全開になる役でないと!

 そう思っていたら、今回。藤田さんの方から「出たい!」

 と言ってくれたのだ。

 あれから16年。ついに、そのときが来た。

 「GAIJIN/外人」のときに、最後まで撮影できなかった思い。

 そして、作品への「思い」ある

 素晴らしい女優・藤田朋子と仕事ができること。

 その2つを果たすときが来たのだ。

 だから、通行人とか、物語に絡まない単なる特別出演でない役。

 絶対に演じてほしかったのだ。

 (つづく)

 ポスター.jpg



タグ:藤田朋子
nice!(0) 
共通テーマ:映画

藤田朋子さんの役、こうして決めた!(4)涙のメッセージ [キャスト]

101224_154303.jpg

 ハリウッドの本社からテレックスが届く。

 それは「製作中止」という連絡・・。

 数えきれないトラブルとアクシデントが原因だった。

 その知らせを聞いた夜。

 日本人スタッフも、外国人スタッフも、皆、抱き合って涙した。

 あれほど険悪な関係だった両者が抱き合って涙した。

 「最後までやりたかった・・この作品を完成させたかった・・」

 誰もがそう呟く。夜空に叫ぶ者さえいた。

 映画人はアメリカ人でも、日本人でも同じ。

 方法論や習慣が違っても、「最後まで諦めずに素晴らしい作品を作りたい」

 という思いは同じなのだ。

 皆、朝まで、泣きながら酒を酌み交わした。

 翌朝、東京にいる藤田朋子から

 10枚を超えるファックスが宿舎に送られてきた・・・。

 それは英語で書かれたメッセージだった。

 P1020850.jpg

 「製作中止は悲しいけど、本当に辛いけど

 この作品に私を選んでくれて、ありがとう。

 そして皆さんと出会えたこと。本当にうれしかった。

 いつか、また、どこかで一緒に仕事ができること。

 楽しみにしています」

 思いを延々と、手書きで、マジックで、大きな文字で書き綴っていた。

 その10枚を超えるファックス。宿舎の廊下に貼り出され、

 それを読んだスタッフは、また涙した。

 その英語の文章。

 僕が訳して、日本人スタッフに説明した。

 声に出して読むとまた、涙が込み上げる。

 後日、朋子ちゃんに会ったときに聞くと、こう言われた。

 「そのときは悲しくて悲しくて、涙が止まらなくて

 あまり詳しく覚えていないけど、

 とにかく自分の気持ち。みんなに伝えたい。

 悲しい思いと、感謝の思いを伝えなきゃって

 だって、そのときに伝えたなきゃ。機会はもう、ないんだもん・・」

 藤田朋子という女優さん。

 素敵な人だと思った。

 本当に「思い」があり、作品を愛する人だ。

 そんな女優さんと、いつか一諸に作品作りをしたい。

 「思い」がある人と一緒に作品を作ると、いいものが出来る。

 いや、スタッフでも、キャストでも

 「思い」がなければ絶対にいいものは、出来ない。

 そんなことを思いながら、

 16年の歳月が流れる・・・。

 (つづく)


 ポスター.jpg

タグ:藤田朋子
nice!(0) 
共通テーマ:映画
前の10件 | - キャスト ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。