待ち時間にシナリオをリライト! [脚本]
オーディションの翌日。お世話になっている方々を訪ねる。
応援頂いているのに、もう何ヶ月も会えない方もいるので連絡。
待っている間に、喫茶店で仕事。
シナリオのリライト。
物語の本質や流れ、構成はもう直さないが、
決まったロケ地等に合わせて、キャラクターの動きや移動の仕方を変更。
企業映画でも2〜3週間でシナリオ執筆。即、クラインインという作品があるが、
それでは、いいものは作れない。
シナリオに時間をかけること。映画作りの基本である。
シナリオ青版パート2、完成! [脚本]
プリントアウトしたシナリオを製本屋に出す。
2時間ほどで、出来上がり。(下写真)
これが「第16稿C」。
第1稿を書いたのが2007年だから、かなりの回数リライトした訳だ。
浜松では製作発表もして、本格的にスタートしたこともあり。
最新版のシナリオを関係者に渡す。(すでに渡してもいるが・・)
シナリオ表紙を印刷 [脚本]
世界堂で買ってきた青い紙。
それにタイトルを印刷。
先に印刷してあった中身とクリップで閉じる。
これを製本屋に出せば、「書道♡ガールズ」のシナリオ。完成である。
(つづく)
シナリオの表紙用の紙? [脚本]
「書道♡ガールズ」シナリオの作り方。続き。
中身の印刷が終わったら、次は表紙。
少し厚めの紙を使う。薄い紙だと、何度も読むとボロボロになるからだ。
前回はピンク(この時期は長かった)。その前は白。今回はブルー。
でも、その紙の在庫がなくなっていた。
新宿の世界堂へ買いに行く。
80枚ほど購入。ブルーで、見た目が和紙ぽい感じのB5の紙。
「書道」の映画なので、表紙も和の感じにしてある。
(つづく)
シナリオ印刷、文章部分。 [脚本]
シナリオを印刷するとき。
まず、シナリオの文章部分を両面コピーする。
つぎに、役を紹介したページ。
そして、「監督 脚本 太田隆文」「製作 やらまいか!製作委員会」とか
書かれてあるページ。
それらを一緒にして、ようやく中身が揃う。
次は表紙だ。
(つづく)
シナリオ印刷、パート2 [脚本]
「書道♡ガールズ」シナリオ青版。再び、印刷。
今回は浜松の関係者用。
まだ、赤版でも問題はないが、プロジェクトを進める上で、
最新の青版が必要な方がいるので、増刷。
が、このところ、さまざまな作業が同時進行。
猫どころか、ミミズの手(?)も借りたい状況。
なのに、シナリオ印刷はとても時間がかかり、なかなか送れないので申し訳ない。
1冊分。両面印刷するのに、1時間!
もちろん、その間に別の作業をするのだが、目を離すと紙が詰まったり、インクが切れたり。
結局、常にプリンターを見張ってなければならない。
今回もある程度の数。印刷する。
シナリオ青版完成! [脚本]
自宅のプリンターで両面印刷、
製本屋に出したシナリオが上がった。
見栄えは結構いい。専門店に出すのと変わりない。
ここ数日、東京の新規参入の関係者に渡す。
すでに赤版は関係者全てに行きわたっているので
ストーリー等を確認する上では、それで問題はない。
が、どうしても最新版が必要なパートもある。
その方々には、この青版をさらに印刷。順に渡したい。
ただ、関係者の皆様。くれぐれも極秘でよろしく!
第三者には絶対に貸したり、見せたりしないでください。
物語をパクられるというだけでなく、シナリオを見せびらかして
「書道♡ガールズ」の関係者を装い。良からぬことをする輩が出てくることがあります。
なので、今回は朱の墨で「マル秘」と表紙に書きました。
そして、裏表紙に渡した方の名前を筆文字でいれるようにします。
くれぐれも、ご注意くだされ!
多数決で選べないシナリオ [脚本]
何かを選ぶとき。よく多数決で決める。
一番多くの審査員が手を上げた作品。グランプリに決めたりする。
でも、シナリオの場合は違う。
誰もが「いい!」というものは、平凡な作品となることが多い。
誰か1人が「これはいい!」と、多くの反対を押し切って選んだものが大ヒットしたり
名作になったりすることが多い。
なぜか? というと、多くの人が選ぶとなると、無難な作品になるからだ。
その作品。強い個性があると、「いい!」という人と、「嫌い!」という人が出て来て揉める。
なので、結果選ばれるのは、最大公約数的な作品で、「それなりにいい」作品が選ばれる。
「ま、これならいいでしょう・・」という作品に落ち着く。
特に大賛成もされないが、特に大反対もされない。丸く収まる。だから、無難な作品が選ばれる。
最近、流行の製作委員会形式の映画も同じ。
シナリオの決定稿。参加している全ての会社から「YES」と言われなければならない。
全員が「YES」という作品は結果、個性の薄い、無難な作品になりがち。
つまり、シナリオを読んでもらい多くの人が「いい!」というと警戒が必要なのだ。
シナリオを書くということ(6)修行時代 [脚本]
シナリオを書くということ(5)ハリウッドでは・・ [脚本]
思い出すのは、ハリウッドの話。
シナリオを書くのに、3年かける。1年目は取材。2年目は物語作り。3年目が執筆。
そうか・・・アメリカ映画が面白いのは、それが理由だったのだ。
以前、「ハリウッドにはもの凄く優秀な脚本家がいるから、面白い映画ができる」
そう思っていたが、違った。
優秀なライターが月日をかけて書くから、何度も直す時間があるから、いいものができるのだ。
ハリウッドでは1本書けば、3~5年は生活できる。
日本はそうはいかない。けど、いいものを作るという方法論は同じのはず。
(つづく)