僕が影響を受けた作品 [監督のお仕事!]
僕が影響を受けた映画。たくさんある。
前作「ストロベリーフィールズ」を撮影する前。
この映画=>http://t-ota.blog.so-net.ne.jp/
参考にした映画をスタッフ&キャストに見てもらった。
そのリスト以下で紹介。
「小さな恋のメロディ」
「ET」
「冒険者たち」
「リトルロマンス」
「フィールド・オブ・ドリームス」
「今を生きる」
「刑事ジョンブック/目撃者」
「素晴らしき哉!人生」
「天国から来たチャンピオン」
「時をかける少女」
「生きる」
アニメ映画「クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶモーレツ!大人帝国の逆襲」
テレビドラマ「特捜最前線ー殉職/地図を描く女」
テレビドラマ「木枯し紋次郎/峠に哭いた甲州路」、
劇団・キャラメルボックスの「ブリザード・ミュージック」
劇団・新感線の「髑髏城の七人」
そして、僕が学生時代に作った自主映画「バイバイ・ミルキーウェイ」
(つづく)
前作「ストロベリーフィールズ」を撮影する前。
この映画=>http://t-ota.blog.so-net.ne.jp/
参考にした映画をスタッフ&キャストに見てもらった。
そのリスト以下で紹介。
「小さな恋のメロディ」
「ET」
「冒険者たち」
「リトルロマンス」
「フィールド・オブ・ドリームス」
「今を生きる」
「刑事ジョンブック/目撃者」
「素晴らしき哉!人生」
「天国から来たチャンピオン」
「時をかける少女」
「生きる」
アニメ映画「クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶモーレツ!大人帝国の逆襲」
テレビドラマ「特捜最前線ー殉職/地図を描く女」
テレビドラマ「木枯し紋次郎/峠に哭いた甲州路」、
劇団・キャラメルボックスの「ブリザード・ミュージック」
劇団・新感線の「髑髏城の七人」
そして、僕が学生時代に作った自主映画「バイバイ・ミルキーウェイ」
(つづく)
黒澤映画の影響。スターウォーズ。 [監督のお仕事!]
「スターウォーズ/ジェダイの帰還」。惑星エンドアの戦い。
イウォーク族が「七人の侍」の百姓に見える。
「エピソード2」の花畑で抱き合うアナキンとアミダラも
「七人の侍」の木村功と百姓娘の志乃のシーンを思い出す。
当時、ルーカスはインタビューでこう答えている。
「特に意識して撮影した訳ではない。でも、もし、観客が黒澤的なものを
感じたら、それは正解だろう。僕は大きな影響を黒澤映画から受けているのは
間違いないよ」
(つづく)
俳優も真似からスタートする。 [監督のお仕事!]
俳優も同じ。
あの松田優作は当初、岸田森の演技を真似ていたという。
その後、原田芳雄。
それが最終的に、松田優作風になり、あのスタイルができた。
表現は模倣から始まるというのは、まさにその通りだ。
アメリカでも、1960年代。俳優志望の多くの若者は
マーロン・ブランドふうの芝居をした。
俳優でも、映画監督でも、まず、自分が好きな人や映画から学ぶ。
書道も同じ。王羲之や顔真卿の書を真似て書く。
技術やセンスを学ぶ。(ここまでが一般に思われている書道)
その上で、自分のスタイルを確立。書道も同じ。
映画作りも、俳優も、書道も
真似をしてみる。それを突き抜けて、自分なりのスタイルを作るのだ。
(つづく)
映画監督は自身の好きな映画に影響される [監督のお仕事!]
映画監督は、自身が好きな映画に影響される。
もう少し紹介する。
例えばジョン・ウー監督。
サム・ペキパー監督とマーティン・スコッセッシ監督から
多くを学び、
彼が子供の頃に憧れた小林旭の映画を目指したのが
「男たちの挽歌」シリーズ。
そんなふうにして、映画作家が好きな映画を考えると
その監督が目指している世界や方向性が見えてくる。
(つづく)
黒澤明曰く「映画は記憶」 [監督のお仕事!]
ルーカスやスピルバーグが大スキな映画をイメージし
憧れて、作ったということ。
或いは、全く意識していなかったのに、気づくと大スキな映画と同じようなシーン
を撮っていたりということがある。
黒澤明監督がいうように、「映画は記憶」
無からは何も生まれない。自分が経験したこと。見た映画。そんなことがベースとなり
映画は生まれる。
今回の「書道♡ガールズ」。そのベースは何だろう?と思っていたので
「レ・ミゼラブル」のこと。
とても納得できた気がしている。
(つづく)
ルーカスは「隠し砦の三悪人」を目指した [監督のお仕事!]
ジョージ・ルーカスが「スターウォーズ」を作るとき、
「フラッシュ・ゴードン」を作りたいと言った。
でも、同時に黒澤明監督の「隠し砦の三悪人」をイメージしていた。
確かにオープニング。惑星タトゥーインの砂漠シーンはそっくりだ。
同じくルーカスとスピルバーグが作った
「レイダース/失われた棺」は「007」
をやりたかった、といっているが
黒澤明の「用心棒」を目指していたのも分かる。
オープニングシーンが両者ほぼ同じ。大きな山の前に後ろ姿で立つ主人公という構図。
これらは真似をしたのではない。
(つづく)
始球式に行けなかった・・・。 [監督のお仕事!]
昨日、浜松映画「書道♡ガールズ」の東京スタッフルームに行くと、
スタッフに、こう言われた。
「監督、浜松の始球式に行っちゃったんじゃないか?と、皆で話していたんですよ!」
ん~鋭い! 実は、よっぽど行こうかと思ったのだ。
若手俳優というのは、監督にとって我が子も同然!
みさと役の草刈麻有1人で始球式に行かすのは、本当に心配だった。
ほとんど親の気持ちで、父兄同伴(?)で・・・と何度も考えた。
でも、撮影を間近に控えて、準備することが山積み。
みさと(草刈麻有)!本当にゴメンな!
昨日は午前中、決定稿の原稿チェック。
午後からはスタッフルームで仕事をした。
その頃、草刈さんは浜松で始球式。
その様子は次回。お伝えする。
(つづく)
撮影前に監督がすること(下) [監督のお仕事!]
ベテランの監督の中には、
「俺は何も考えずに現場に入っても、数分でカット割りをすることができる!」
と自慢する人もいる。が、それは違うと思う。
短い時間で撮影方法を考えるより、
何日もかけて、あらゆる観点から考えて
撮影法を決める方がいいに決まっている。
だから、僕の場合。撮影のかなり前から、
カット割り、どんなレンズで、どのように撮るか?
等を考え続ける。
でも、今回もその時間。なかなか取れないでいる。
何とかせねば・・。
(つづく)
撮影前に監督がすること(中) [監督のお仕事!]
そのためには・・。
カメラマンの撮影スタイルを把握。
使用するカメラの個性や能力を理解。
俳優のくせや個性を知り。
ロケ場所の「位置関係」と「魅力」を熟知しておく必要がある。
しかし、撮影準備段階になると、監督はスタッフとの打ち合わせでかなり時間を取られる。
とても大切なことだが、打ち合わせに膨大な時間が取られるので、
細部まで考える時間がなくなることがある。
打ち合わせ以外でも、自宅にまで電話がかかってきて、
「監督。***はどうしましょう?」
と、いわれ対応。考える時間さえ、なくなることが多い・・・。
(つづく)
撮影前に監督がすること(上) [監督のお仕事!]
映画監督というのは、
自分の思いを全てのパートに伝えねばならない。
そのために打ち合わせが必要。
スタッフ以外との打ち合わせもいろいろとある。
もうひとつ大切なのは、映画をどう演出するか?
どんな風に撮影するか? 編集するか?を事前に考えておかねばならない。
1年に渡ってロケハンした浜松の街。
どの場所で、どのシーンを撮るか?
どんなふうにして、どこにカメラを置き、どんな照明で撮るか?
俳優にはどこに立ってもらい、どのように芝居をし、どんな動きをしてもらうか?
それを撮影までに、全て緻密に考えておかねばならない。
(つづく)