浜松の青い青い空(7−終) [ロケ地を知る!]
浜松の人がアメリカ人と同じように、外部から来た人に親切で
がんばる人を応援するのも、近い環境があるからではないか?
その理由のひとつに「空」があると考える。
空。広い空。
その下で暮らすことで、心も広くなるのではないか?
心に余裕が生まれるのではないか?
僕は浜松で、辛いことがあったとき、必ず空を見上げる。
そこに青空が広がっているとき、その美しさに感動する
そして、どんな難しい問題もきっと解決して
その青空のような結果が待っているように思える。
浜松にいると前向きになれる。
浜松にいると元気になれる。
見上げれば、そこにある青い空
「青い青い空」
浜松の空には「希望」と「幸せ」を感じる。
そんな思いを込めて新タイトルを考えた。
(つづく)
浜松の「青い青い空」(6) [ロケ地を知る!]
狭い世界に暮らしていると、心も狭くなる。
小さなことでいがみ合い、他人を思いやる余裕がなくなる。
都会に住んでいると、そうなりがち。
留学中に感じたのだが、アメリカ人も親切。
特にカルフォルニアはそうだった。
そして、がんばる人を応援する国民性がある。
僕が映画の勉強に来たというと、いろんな人が応援してくれた。
何だか、浜松と似ている。
アメリカという国は広い。空も広い。
カルフォリニアの青い空。印象的だった。(写真上)
そんな広い空の下で生活している。
だから、外国人に対しても親切で、人を応援しようと国民性が育ったのではないか?
(つづく)
浜松の「青い青い空」(5) [ロケ地を知る!]
東京の空は狭い。
見上げるとビルや高い建物に邪魔されて、空の一部しか見えない。
高層ビルという塀に囲まれた監獄で、暮らしているような気がする。
「休みが取れたら、どこか広い場所に行きたいな・・」
なんて考える。
ところが、浜松だと駅前でさえ、見上げれば広い広い空が見える。
ほとんどの場所から本当に広い空が見える。
休みをとって遠くの広い場所へ行かなくても、見上げれば大きな空がある。
東京のような狭い監獄ワールドではなく、
広い広い世界に暮らしている気がする。
この環境が、浜松の市民性を育てているのではないか?
(つづく)
浜松の「青い青い空」(4) [ロケ地を知る!]
何が背景なのだろうか?
なぜ、浜松の人たちは、そんなに親切で熱いのか?
聞いた話だが「人は住んでいる環境で性格形成する」と言われる。
山に囲まれた町に住んでいる人は閉鎖的で、
外部の存在を拒否しがちな傾向がある。
また、江戸時代に徳川家に近い血筋の大名がいた地方は
プライドが高いとか? いうこともあるようだ。
日本海より、太平洋側の方が開放的な性格になりやすいとか。
これは分かるような気がする。
広い海に面した町は開放的で、外部の人を受け入れやすい傾向があるとか。
それで言うと、浜松は広い海に面している。
外部の人に親切なのは、その辺に由来するのかも。
他にも産業や歴史も関係するのだが、
もうひとつ大きな理由があると思える。
(つづく)
浜松の「青い青い空」(3b) [ロケ地を知る!]
もの凄く前向き!
「どうせ無理だよ」
と言った人はほとんどいなかった。
「がんばっている人は応援したい!」
という思いを感じた。
僕は自分の監督作品だけでなく、いろんな町で映画の仕事をしたが
こんなふうに外部の者を受け入れたり
応援してくれる市民性がある町。本当に少ない。
それも1人2人ではない、
多くの方がそんな思いを持っていたのだ。
(つづく)
浜松と「青い青い空」(3) [ロケ地を知る!]
その町では、ほとんどの人が
「無理無理!」「映画なんてできる訳ない」「そんな金どこにある?」
というネガティブな答えばかりだった。
が、それが通常の反応だだろう。大手企業が町で映画を撮るというのではない。
まず、疑い。不審に思うのが普通だ。
そして日本人がよく使いがちな「どうせ無理! 世の中甘くない」という言葉を連発した。
だが、浜松は違った。
「可能性が少なくても、何とかできないか?」
「自分に何かできないか?」
「友人知人で力になってくれる人はいないか?」
そんなふうに考えてくれた。
(つづく)
浜松の「青い青い空」(2) [ロケ地を知る!]
浜松の人たちは親切なだけでなく、熱い。
今回の映画の協力をお願いしてまわったときも、
ほとんどの人が「応援します」「がんばってください」と言ってくれた。
10人訪ねたら、9人が応援してくれる。
他の町だと、10人訪ねて9人が「無理!」というのが普通だ。
それが浜松では、誰かを紹介してくれたり、一緒になって動いてくれたり
無名監督である僕なんて、詐欺師か何かと思われても仕方ないのに
本当に親身になり応援してくれた。
その輪が広がって、今回の映画プロジェクトとなったのだ。
以前、ある町で映画協力をお願いしたときに比べると、天国と地獄だった。
(つづく)
浜松の「青い青い空」(1) [ロケ地を知る!]
新タイトル「青い青い空」
とても浜松的だと感じている。
その話。少し書いてみる。
3年前に初めて浜松を訪れ、昨年は毎月、浜松に通った。
東京にいるより、浜松にいる方が多い月もあった。
そんなとき、いつも感じること。
浜松の人はとても親切。
例えば、道を聞いたら、本当に懇切丁寧に教えてくれる。
その人だけかと思ったら、誰に聞いても同じように親切。
「もう、分かりました。大丈夫です!」
といっても・・
「次の次の角を曲がるんですよ。次の角じゃないですよ!」
と、言われたり。本当に角を曲がるまで見てくれている人もいた。
初めてお使いする子供に接するように、暖かく教えてくれた。
非情の町(?)東京に住んでいると、
何で、そんなに親切なの?と思えるほどだった。
(つづく)
僕が大好きな浜松の風景 [ロケ地を知る!]
以下の写真。
僕が大好きな浜松の風景。
どこだか分かるかな?
一部、浜松の方でも分からないところあり!
(つづく)