監督ブログを書く [打ち上げ]
こうして打ち上げ
夜遅くまで続いた。
でも、美術部さんは膨大な小道具大道具を片付けないといけない。
途中で打ち上げを抜けて、仕事に戻っていた。
照明部は朝までカラオケを歌っていたようだ。
僕もカラオケ大会に誘われたが歌は苦手。
深夜前に、スタッフルームに戻り、この監督日記を書く。
本当に素敵なスタッフと、素晴らしいキャストに恵まれた。
それを支えてくれたのが浜松の人々。
数多くのの方々の支援と応援。
撮影を終えることができた。
その人たちの暖かさ。必ず画面に出る。
何十億もかけた企業映画。スケールは大きくても
商業主義の作品では、心の暖かさは絶対に出ない。
浜松町を愛する心、書道を大切にする心。
その「心」が必ず感動的な作品にするだろう。
(つづく)
書道ガールズからのプレゼント [打ち上げ]
打ち上げも終盤になったとき、相葉香凛ら5人娘がやってきた。
「監督にプレゼントがあります!」
何! 密かに、そんな準備をしていたのか?
やられた・・でも、何だろう?
相葉香凛が代表で差し出したのが色紙(写真上)
全員の写真。全員のメッセージ。ひとつひとつ、心の籠った文章が並ぶ。
「みんなで相談して、何か監督にお礼をしたいと思ったんです!」
泣かせてくれるぜ・・。
でも、俺は泣かない。
絶対に泣かない。
そう思いながら、あとで1人、スタッフルームで涙ぐんだ。
ありがとう。
真子、みさと、三美子、トン子、ミチル。そしてデビー。
本当にありがとう。(涙)
大切にします・・。
(つづく)
サプライズは終わらない? [打ち上げ]
みさと役の草刈麻有のサプライズ・バースデー。
大成功。あれほど喜んでくれるとは思わず、
やったー。という感じだ。
この辺が監督業。こういうことに喜びを感じる。
が、サプライズはまだ終わらない。
まさか、僕の方がサプライズされるとは思わなかった!
打ち上げも終盤になったとき、
相葉香凛、草刈麻有ら俳優5人がこちらに、やってきたのだ。
(つづく)
打ち上げ&誕生日会 [打ち上げ]
会場は打ち上げと、バースデーパーティで
2倍盛り上がった。みさとのスピーチ。
「みなさん。本当に本当にありがとうございます。
本当に暖かいスタッフと、素敵な仲間と撮影ができて
うれしかったです」
みさと。本当におめでとう。
ダブルでおめでとう!
撮影中。本当によくがんばりました。
ここで、僕からのプレゼント!
(つづく)
プレゼントは浜松提灯。 [打ち上げ]
写真上。僕からのプレゼント。
浜松まつりの提灯の小さいやつ。
筆文字で「草刈麻有」と書かれている。
裏には「浜松」の文字。
書家の春山先生に書いて頂いた。
浜松での思い出。大切にしてほしい。
(つづく)
ハッピーバースデー!みさと。 [打ち上げ]
電灯が消された大広間。
大きなバースデーケーキ、みさと役の草刈麻有のもとに届けれられた。
みさと。声を上げて号泣!
仲間たちがハッピーバースデーの歌を歌ったあと。
涙の中、17本のローソクを一気に吹き消した。
みさと。そして麻有。お誕生日おめでとう!
そして、スタッフ&キャストの暖かい拍手が、鳴り響いた。
(つづく)
あとは・・・サプライズ! [打ち上げ]
いや、まだ、仕事がひとつ残っている。
打ち上げ前に、スタッフルームに届いたものをチェック。
そう。みさとのバースデーケーキである。
かなり大きくて、立派。みさとも喜んでくれるはず!
実はみさと役の草刈麻有。数日後に誕生日を迎える。
本来、撮影中にバースデーを迎えた子を祝うものだが
数日後なら、やっちゃおう!と製作部に提案。
皆で3週間前から計画を立てていた。
打ち上げがスタート。1時間ほどしたところで、
サプライズ。事前に製作部と打ち合わせておいたように、開始!
演出部チーフがスピーチをするといい、電灯を消す。
そこに支援者の方から頂いた大きなケーキ登場!
(1年前から応援戴いている喫茶店のママさんからのプレゼント)
根回しして置いたように、相葉香凛、橋本わかな。田辺愛美、平沢いずみ。ミッシェルたち、
ハッピーバースデーの歌を歌う。
キョトンとした顔のみさと、草刈麻有。
ろうそくに火が灯ったケーキは、その草刈麻有の前に到着した!
(つづく)
ありがとう。本当にありがとう。 [打ち上げ]
料理を食べ、酒を飲むスタッフたち。
本当にうれしそう。
書道ガールズたちも、はしゃいでいる。
よかった。本当によかった。
これでキャストも、そしてほとんどのスタッフの仕事は終わったことになる。
でも、監督の仕事は終わらない。
これから「編集」という大きな戦いが待っている。
ある意味で、撮影以上に大変な仕事である。
その編集でいい加減なことをすると、
撮影スタッフの血の涙と汗の結晶を、全て無駄にしてしまう。
だから、気を抜いてはいけない。全力でかからねばならない。
そして公開まで、まだまだ長い戦いが続く。
それを考えると、まだ心から喜べないところがある。
でも、スタッフ&キャストが喜んでくれることがうれしい。
支援、応援してくれた地元浜松の方々が祝い、喜んでくれていること。
本当にうれしい。
この3週間に渡る撮影。それ以前の数ヶ月に渡る準備。
それを支えてくれた人たち。
3年前から、準備をしてくれていたスタッフもいる。
さまざまな事件。様々なトラブルがあった。
心が折れ、血の涙を流すことも何度もあった。
それらを乗り越えて、クランクアップまでたどり着けた。
ここまで来れたのは、皆のお陰。
ありがとう。本当にありがとう。今はただ、感謝するばかりだ。
(つづく)
大宴会! [打ち上げ]
実行委員会の方々が持って来てくれた料理。
地元支援者の方が届けてくれた料理。
ホテル側が出してくれた料理。
もの凄い数の料理が並ぶ。超豪華!! それをバイキング形式で食べる。
撮影中、いつもお腹をすかしていた若い助手さん、
1日に3回、飯のことを製作部に聞いていたそうだ。
「今日の昼飯なんすか?」「今日の夕飯なんすか?」「夕飯何だか分かりましたか?」
今夜ばかりは、心行くまで食べることができるはず。
会場のあちこちでは、何度も何度も乾杯が繰り返される。
撮影の無事終了を祝っている。
(つづく)