ロケ地めぐりの旅/湖西市 本興寺(4)相葉香凛の見せ場 [ロケ地めぐりの旅]
八代先生(波岡一喜)が書道を教える場面。
それも本興寺で撮影させてもらった。
庭で書道練習をするシーンだったが、予定外の雨。
縁側に移動しての撮影。
そこで、真子(相葉香凛)が初めての感動体験をする。
映画をご覧になった方はもちろんご存知
コロッケシーンに繋がるのだ。
(つづく)
ロケ地めぐりの旅/湖西市 本興寺(3−b) 長門裕之さん [ロケ地めぐりの旅]
この日は大物俳優が出演。
お寺の和尚を演じてくれたのが長門裕之さん。
奥様は故・南田洋子さん。
南田さんとは大林監督の”理由”でご一緒させて戴いた。
今回は長門さん。ご縁を感じる。
長門裕之さんは、映画黄金時代に
石原裕次郎、二谷英明らと共に大活躍した俳優、
現都知事の石原慎太郎・原作「太陽の季節」は長門さんが主役。
僕らの世代だと、「特捜最前線」の窓際警視。
「スケバン刑事」の暗闇指令として有名だった。
大スターであり、名優であり、大ベテランでもある彼は
僕のような若輩者の監督にも、敬意を持って接してくれ
「もし、芝居がよくなければ、もう一度と言って下さいよ!」
と気を使ってくれたりする。
名優にNGと告げるのは、若手監督にはとても大変なこと。
それを理解しての気遣い。
さすが大スターです。
そんな撮影を行ったのが、湖西市の本興寺である。
(つづく)
ロケ地めぐりの旅/湖西市 本興寺(3)書道教室 [ロケ地めぐりの旅]
本興寺ロケ。
お寺に真子(相葉香凛)やみさと(草刈麻有)たちが訪ねて来るシーン。
そこに、ミチル(平沢いずみ)とデビー先生(ミシェル)がいた!
という場面。
本物の素晴らしい書を並べての撮影。高価なものばかり。
スタッフも緊張。
次は書道教室のシーン。
長門裕之さん演じる和尚が教える書道教室。
そこでデビー(ミッシェル)とミチル(平沢いずみ)が学ぶ場面。
地元有段者の方々にも、数多く来て頂いての撮影だ。
(つづく)
ロケ地めぐりの旅/湖西市 本興寺(2) [ロケ地めぐりの旅]
映画のスチールや撮影風景をお見せする前に
まず、本興寺を紹介する。
このお寺。l個人的には天竜二俣駅と並ぶベストプレイスのひとつ。
本当に美しく、素晴らしい。
ロケハンで10回近く訪れている。
春夏秋冬。
それぞれの季節に、そして晴れ、雨、曇り
朝、昼、夕方(夜は入れなかった)にも、お邪魔した。
特に奥書院が最高。
光と影が調和する素敵な場所で
時間を忘れて、様々なことを考えてふけってしまう。
そんな本興寺では
超大物俳優2人が出演。さまざまなシーンを撮影させてもらった。
(つづく)
(つづく)
ロケ地めぐりの旅/湖西市 本興寺(1) [ロケ地めぐりの旅]
映画”青い青い空”は、オール浜松ロケの映画
でも、1カ所だけ、浜松でないところがある。
長門裕之さん演じる和尚のいるお寺のシーンだ。
浜松市内でもお寺を探して、あちこち飛び待ったが
豪華なもの。格調高いものはたくさんあったが
(お寺好きにはたまらん素敵なものばかりです)
ただ、質素でいて、地味な主張のある建物が見つからなかった。
そんなとき、浜松**高校の校長先生が教えてくれたのが
湖西市にある本興寺。
ここはまさにイメージ通り。それでいて素晴らしいお寺だ。
僕の趣味もあるが、京都、奈良のお寺より、
このような地味な中にも、暖かさがある。
それでいて美しさのある寺が好きだ。
さて。その本興寺。
設定としては、書道教師の八代先生(波岡一喜)が下宿している。
そこに書道部員の真子(相葉香凛)みさと(草刈麻有)三美子(橋本わかな)が
訪ねて来るというシーンを撮影させてもらった。
(つづく)
浜松まつり体験記(14ー終)雨の中のパレード! [ロケ地めぐりの旅]
公式には中止だが、各町内の組で行進を続けていたのだ。
「雨だって、中止だって、関係ねえぜ!」
と言わんがばかり。
皆、雨にに濡れながら旗を振り、ラッパを吹いて行進。
感動・・・・だった。
やはり、この祭には日本人が失ったもの。
まだ、熱く息づいている。
時間が来たから終わろう。雨だから中止。
何かと諦めることを考えがちな日本人。
いつから日本は、そんな後ろ向きな国民になったのか?
「前例がない。可能性が少ない。」
困難が予想される。問題がある・・・
何かと理由をつけて、諦めてしまう。
そんなことでいいのか!!
諦めばかりが、まかり通る時代に、
ねり歩く地元の人たちの掛け声。ラッパの音。
「規則やルールで縛るな! 俺たちは祭がやりたいんだ!」
雨が降ろうが、槍が降ろうが、
「決められた終了時間が来ようが、俺たちは行進をやめない!」
まるで、そう叫ぶかのように、若者たちの熱い行進が行く。
雨でびしょ濡れになりながら、進む!
見ているだけでは、いられなかった。
僕も、その行進に着いて歩いた。
最後尾から少し離れて一緒に行進した。
その熱いパレードに、参加した・・・・。」
浜松市民の持つ、その熱い思いを
映画”青い青い空”でも伝えたい。
そう決心した瞬間でもあった。
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浜松まつり体験記(13)雨の中に響くラッパと太鼓! [ロケ地めぐりの旅]
雨の中、凧を上げるのは大いなる戦いだが、
見る方も少しばかり戦い
スニーカーには水がしみ込み、歩くと音がする。
シャツはずぶ濡れ。ズボンも裾がビチャビチャ。
滞在分のシャツしか持って来ていない。
しかし、浜松まつり、夜の部といえる御殿屋台ひきまわしの中止は残念。
そして何より、各町による練り歩き。
パレードともいうべきそれを見られないのは残念。
今日で3日目だが、何度も見ても感動した。
もう1回。見たかったのに・・本当に残念。
でも、外は強い雨。当然かもしれない・・。
そう思いながらホテルのコイン・ランドリーで洗濯。
部屋に戻ると、
雨が降る外から、聞こえるはずのない太鼓の音。
ドンドンドン!ドン!ドン!
「七人の侍」のオープニングテーマのように響いている。
そしてラッパの音。
「パッパカ、パッカ、パパパパ、パパパ!」
元気いっぱいのかけ声。
「オイショ! オイショ! オイショ!」
もしかしたら・・。
ホテルの外に飛び出した。
通りを行くのは、祭は中止されたはずなのに、
旗を掲げ、法被を来た祭の若者たちの行進が目の前を行進していた・・・。
(つづく)
浜松まつり体験記(12)御殿屋台引き回しは中止・・ [ロケ地めぐりの旅]
中心街に戻ったが、雨は降り続いている。
浜松駅前を歩いていると、夜の部が中止されたという話を聞いた。
残念だ。昨日、一昨日も、見ていたが、もう一度見たかった。
あの迫力。あの感動。あの熱気。
ローリング・ストーンズ。
ブルーススプリング・スティーンのコンサートでもないと
感じないようなパワー。もう一度、経験したかった・・・。
町を歩くと、夜店が出ていた。
が、雨は降り続き、人通りは少なかった・・・。
(つづく)
タグ:浜松まつり
浜松まつり体験記(11)雨の中の戦い・・ [ロケ地めぐりの旅]
会場に近づくと、巨大な凧が上がっているのが見えた。
そう、雨が降る中でも、祭は中止されず、
皆、びしょぬれになりながら、走り凧を上げていた。
「雨ごときで、やめてたまるか!」
そう叫ぶかのような、人々の熱い思いが渦巻いている・・・。
「七人の侍」の予告編。こういうナレーションがある。
「最後の戦いは、雨だった・・」
まさに、それだ。祭ではなく、戦いだと思えた・・・。
大きな凧が雨に打たれてボロボロになり、落ちてくる。
それでもまた修理し、補修し、その凧を上げようとする。
びしょ濡れになりながらも、灰色の空へ。凧を上げようとする。
涙がこぼれそうだった。でも、悲しいからではない。
必死に凧を上げようとする人々の熱い思いが、胸を打つのだ・・。
ラッパと太鼓が鳴り響く。
雨と風の中、何千人もの人々が走る。
その熱気に胸打たれ、雨に打たれながら、祭の終了まで見続けた・・・。
(つづく)
浜松まつり体験記(10) 3日目は雨・・ [ロケ地めぐりの旅]
3日目の朝。午前6時起き。
窓を明けて、仰天。
「えーーーーー雨えええええ!」
浜松まつりの最終日。第1部は中止か? いや、第2部だって危ない・・。
フロントで聞いてみたが、分からないという。
とにかく、朝飯を食べる。
近所のハンバーガー屋で朝マック。
浜松駅からシャトルバスで、雨の中を会場へ
到着。傘をさしてを凧揚げ会場に向かう。
次第に人が増えて来る。
どんどん増えてくる。雨の中でも、祭は決行するのか?
(つづく)