キャストに少し報告(4 [ポストプロダクション]
昔、ある若い俳優さんがアフレコ用の映像を見て
「凄い! 映画みたい!」
と言ったことがあるが、映画みたいではなく、まさに映画なのだ。
そんなキャストに少しだけ報告。
出来はとてもいい。もの凄く濃い!映画になっている。
通常の映画の3本分の質量がある。
僕の前作「ストロベリーフィールズ」
思い出してもらえば分かるが
あのときも青春ファンタジーとは思えない、パワーとスピードがあったと言われた。
ハラハラドキドキして、クライマックスは感動。涙が込み上げる。
そして、何より、浜松の風景が美しい!
1年がかりで撮影した四季が最高にきれい。
監督である僕がいうのも変だが、
編集したものを見た印象は、そういう感じなのだ。
(つづく)
仕上げ作業中! [ポストプロダクション]
無事にアフレコが終了。
現在、劇中にかかる音楽を制作してもらっている。
先日まで、音の整理もしていた。SEと呼ばれる音も制作中。
CGによる特殊映像も制作をお願いしている。
あと、カラコレという画質や映像を調整する作業。
これには撮影部技師、照明部技師に来て頂く。
まだまだ、途中段階。一般の方が見ると
「色はおかしいし、音は聞き辛いし、大丈夫なの?」
と言われる状態で、まだまだお見せできるものではないが、
ここから映画らしくなっていくのだ。
カレー作りでいうと分かりやすいが、調理途中で食べてもらうと
「何これ? シチュー? カレーじゃないでしょう? 大丈夫?」
と思われるが、最後にカレールーを入れると一気にカレーになる。
映画も同じ。調理途中で味見をさせるのは失礼。
無事に完成したら、また、お知らせさせて頂く。
(つづく)
現在、劇中にかかる音楽を制作してもらっている。
先日まで、音の整理もしていた。SEと呼ばれる音も制作中。
CGによる特殊映像も制作をお願いしている。
あと、カラコレという画質や映像を調整する作業。
これには撮影部技師、照明部技師に来て頂く。
まだまだ、途中段階。一般の方が見ると
「色はおかしいし、音は聞き辛いし、大丈夫なの?」
と言われる状態で、まだまだお見せできるものではないが、
ここから映画らしくなっていくのだ。
カレー作りでいうと分かりやすいが、調理途中で食べてもらうと
「何これ? シチュー? カレーじゃないでしょう? 大丈夫?」
と思われるが、最後にカレールーを入れると一気にカレーになる。
映画も同じ。調理途中で味見をさせるのは失礼。
無事に完成したら、また、お知らせさせて頂く。
(つづく)
「早く人間になりた〜い」下 [ポストプロダクション]
完成まで、あと一息。
ここで気を抜くと、とんでもない事態になるので
最後まで油断せず、最高の作品を仕上げる努力を怠ってはいけない。
演出意図が誤解されたり、うまく伝わらなかったりして
映画のイメージが大幅に壊れることがあるのだ。
だから、作品仕上げに集中せねばならない。
そんな訳で、友人の方々。
ご挨拶の電話やメールがまだまだ、できない状態。
落ち着きましたら、連絡しますので、しばらく猶予を下さい。
(つづく)
「早く人間になりた〜い」上 [ポストプロダクション]
編集の霊というのは、降りてくるのに時間がかかる。
が、一度、降りてくると、去るのにも日々がかかる。
編集作業が終わって数日。
今もうまく日本語がしゃべれない。
まだ、この世の人ではない。
人と話しをするのが、難しい。
だから、今はこの監督日記を書きながら、言葉を使うリハビリ中。
そして体調の方も、少しずつ回復はしている。が、まだ完全ではなく
熱が出たり、下がったりということも続く。
1ヶ月完全静養と医者に言われて、1週間しか休んでいないので
当然のことなのだが、以前よりはずっといい。
(つづく)
音の処理作業 [ポストプロダクション]
映画製作で撮影以降の作業
ポストプロダクションという。
編集、音楽、アフレコ、音関係、特殊映像の処理
それらの行程である。
現在、浜松映画「書道♡がールズ」は編集作業を終え
音の処理段階。
撮影現場で録音された音や台詞を調整している。
次はアフレコ。
撮影現場が騒音等の理由で、台詞の録音ができなかった部分を
スタジオで録音し直す作業である。
(つづく)
宣伝も愛が大切(4) [ポストプロダクション]
そして、何より、その文章に愛情があった。
浜松映画「書道♡ガールズ」に対する愛を感じる。
「愛」を持って書いた文章は、読む人にも「愛」が伝わる。
それが「映画を見てみたい」「面白そう」という印象になる。
「愛」のない人が、お仕事で嫌々書いた文章はいくら作品を
褒めちぎっても、読者はその映画を「見たい」とは思わない。
間違った情報を無神経に掲載するHPは、
クレームが来なくても信頼をなくす。
宣伝原稿のチェックは、よくイライラすることがあるが、
今回は担当者さん。「愛」を感じた。
きっと多くの方にも、「書道♡ガールズ」の魅力が伝わるはずだ。
本当に嬉しい。
「書道♡ガールズ」公式HPアップされたら、ぜひ見てほしい。
(つづく)
宣伝も愛が大切(3) [ポストプロダクション]
今回の浜松映画「書道♡ガールズ」
公式HPの原稿を読むと、とても愛情があると感じた。
通常、この種の原稿はシナリオや企画書を、読んで書く。
斜め読みして、適当に書く人が多い。
だが、その文章はしっかりと、それらを読み込んだ上
他にも様々な資料を読んだ上で、書かれていた。
何年も遡った企画スタート時の情報まで、確認している。
作品に対する愛がなければ、できないこと。
中でも、登場人物紹介のページが素晴らしい。
通常なら、単に人物の紹介だけなのだが、映画の中でも説明されていない
裏設定やその人の過去まで、書かれている。
よほど資料を調べ、関係者にも話を聞かないと書けない内容。
そうやって書かれたHPの文章。読んでから映画を見ると、
10倍楽しくなるはずだ。
(つづく)
宣伝も愛が大切(2) [ポストプロダクション]
宣伝用の原稿確認。
以前の仕事では、信じられないミスや間違った情報が多く、
何度も激怒させられた。
何がどう間違って、ここまで違う内容になるのか?!
さらに、その文章に書き手の愛情がまるでない。
「何で俺がこんな原稿。書かないといけないのぉ?」
と思っているのが、ありありと分かる。
事実誤認、地名の間違い。指摘した。
が、担当者はロケ地にも行っておらず、作品も見ていないのにこういう。
「そんなはず。ないんだけどな〜」
怒り爆発! 串刺しにするぞ!
結局、渡された資料を丸移しにしているだけ、
その資料自体が別のものだと分かる。
宣伝担当者がこれでは、一般の人に作品の面白さも、
ロケ地の魅力も伝わらない。
でも、今回の「書道♡ガールズ」は違うぞ!
(つづく)
宣伝も愛が大切(1) [ポストプロダクション]
監督の仕事。映画を作るだけではない。
映画に関わるもの、宣伝関係の確認するのも監督の仕事。
というのも、宣伝を担当する人たちは、作品の詳細が分からないからだ。
そのスチール写真がどこで撮影されたか? どのシーンなのか?
主人公の経歴は? AさんとBさんとの関係は?
物語のテーマは? 映画企画時の様子は?
全てを知るのは、結局は監督しかいない。
情報の正確を期すため、確認せねばならないのだ。
そんなひとつ。
「書道♡ガールズ」公式HPの原稿。チェックを頼まれた。
(つづく)