SSブログ

映画の主題歌の作り方?(5)より深い表現 [音楽]

P1140783.jpg

 主題歌の歌詞は、単に物語を説明するのではなく、

 それによって、より深いことを表現すべき。

 例えば、主人公の隠された気持ちを表現するとか、

 決意を語るとか、主人公への応援歌であるとか

 そんな歌だと、映画がレベルアップする。

 でも、そういうと、作詞家さんは、もろに主人公の代弁をした歌詞を作る。

 けど、それではまだ足りない。

 独立した曲としてレベルが低いものとなるのだ。

 単に映画を補足するだけのものでは歌として弱い。

 歌は歌として独立して存在してこそ、映画の中で流れると映像とかけ算になり

 より感動的な歌となる。

 (つづく)


 __ISO-2022-JP_B_GyRCQEQkJEBEJCQ2dRsoQkIbJEIjNSU3JWMlXCVzN2hEahsoQi5qcGc____2.jpg

nice!(0) 
共通テーマ:映画

映画の主題歌の作り方?(4)かけ算になる [音楽]

P1050355.jpg

 「物語を反映した歌を作ってほしい」

 そういうと、単に「あらすじ」を「歌詞」にしたものが上がってくる。

 これも意味がない。映画を見ていれば分かることを歌にしてどうなる?

 あえて歌にして、ラストに流してどうなるというのか?

 映画を見ているだけでは分からないこと。

 その歌の歌詞を聴くことで、さらに深い部分が分かるとか、

 何かプラスアルファにならないと意味がない。

 歌が物語の繰り返しになっては駄目。

 僕が考えるのは、「歌」と「映画」は足し算ではなく、かけ算であるべき。

 3+3=6ではなく、3x3=9になってほしいのだ。

 (つづく)


 __ISO-2022-JP_B_GyRCQEQkJEBEJCQ2dRsoQkIbJEIjNSU3JWMlXCVzN2hEahsoQi5qcGc____2.jpg
nice!(0) 
共通テーマ:映画

映画の主題歌の作り方?(3)意図を理解 [音楽]

P1060551.jpg

 「主題歌のタイアップだけはしない!」

 いつも、そう決めて映画を作る。

 劇中で流れる歌。とても大切。

 それによって、映画を盛り上げるために使う。

 映画と関係なしに作られた歌を流すのは、映画を駄目にすること。

 ラストにそんな歌が流れたら、そこまでの苦労と努力は水の泡。

 では、本当に映画にふさわしい主題歌とは、どういうものか?

 音楽家が監督の意図を聞いて、映画音楽を作るように

 主題歌の作詞作曲をする人も、映画の意図を聞きテーマを把握。

 「歌に何が求められているか?」を理解すること。

 「歌詞」と「映画の物語」が全く違うものでは、おかしい。

 友情物語の映画のラストに、片思いを歌ったラブソングが流れるのは無意味。

 物語を反映。関係性がある歌でなければならない。

 しかし、また違った問題も出てくる・・。

 (つづく)


__ISO-2022-JP_B_GyRCQEQkJEBEJCQ2dRsoQkIbJEIjNSU3JWMlXCVzN2hEahsoQi5qcGc____2.jpg
nice!(1) 
共通テーマ:映画

映画の主題歌の作り方?(2)愛のない人々 [音楽]

P1000304.jpg


 その主題歌を歌うミュージシャン。シナリオを読んでもいない。

 その映画の存在さえ知らずに作った歌だ。

 映画のエンディングに流して合う訳がない。

 映画会社のP(プロデュサー)という人たち。

 作品に対する愛情がないことが多い。

 作品クオリティが下がっても、宣伝費が安くつくことを優先。

 だから、

 「映画の終わりに何で、何でこんな歌が流れるの? 感動台無しじゃん!」

 と観客は思うことが多い。ほとんどがタイアップのせいだ。

 本当に致命的。映画を全て駄目にしてしまう

 その作品にふさわしい歌を流してこそ、感動がわき起こるのだ。

 (つづく)


 __ISO-2022-JP_B_GyRCQEQkJEBEJCQ2dRsoQkIbJEIjNSU3JWMlXCVzN2hEahsoQi5qcGc____2.jpg
nice!(0) 
共通テーマ:映画

映画の主題歌の作り方?(1) タイアップ [音楽]

P1000329.jpg

 映画の主題歌はタイアップというのがよくある。

 レコード会社が売り出したいアーティストの新曲

 映画会社に売り込む。

 「主題歌として使ってくれれば、音楽製作費はウチで持ちます。

 映画の宣伝にも協力します」

 そういって売り込む。

 レコード会社。CDが売れなくて困っている。

 何とかタイアップを取りたい。

 映画会社も宣伝費がなくて、困っている。

 「そりゃ、いい話だ。音楽費が助かる! 」
 
 CDになればラジオで流れて宣伝にもなる

 映画会社は大喜びで飛びつく。

 でも、その歌は映画と全く関係なしに作られたものなのだ・・・。

 

 (つづく)

ポスター.jpg
nice!(0) 
共通テーマ:映画

「青い青い空」プロモ? [音楽]

P1060737.jpg

 映画「青い青い空」の劇中で

 真子ーしんこ(相葉香凛)が自宅でテレビを見ているシーンがある。

 放送されているのが、歌番組。

 「カウントダウンTV」のような番組。

 そこで流れているのが「青い青い空」のプロモーションビデオだ。

 歌うのはノーサレンダーというバンド。

 そのプロモ。実は撮影の1年前。

 2009年の7月に撮影している。

 監督は僕。カメラは「青い青い空」と同じ三本木カメラマン。

 そして、ノーサレンダー役も、あべさとえさん本人が演じてくれた。

 P1060518.jpg

 中田島砂丘、舞阪、天浜線、等

 映画と同じ場所でロケしている。

 なかなか、いい出来なので、これもいつか皆さんにお見せしたい。

 でも、まずは、歌だけ聴いてほしい。

 

 (つづく)


__ISO-2022-JP_B_GyRCQEQkJEBEJCQ2dRsoQkIbJEIjNSU3JWMlXCVzN2hEahsoQi5qcGc____2.jpg





 

 




nice!(0) 
共通テーマ:映画

主人公たちが映画の中で口ずさむ [音楽]

みさとs.jpgトン子s.jpg卓也s.jpg和樹s.jpg

 主題歌「青い青い空」

 真子ーしんこ(相葉香凛)だけではない。

 他の主人公たち

 みさと(草刈麻有)、トン子(田辺愛美)、卓也(冨田佳輔)

 そして八代先生(波岡一喜)

 も、劇中で「青い青い空」を口ずさむ。

 それがそれぞれの心情を表現し、やがて歌が全員を結びつけて行く。

 え、どうなるのか?って

 それは映画を見てのお楽しみ!

 まずは、主題歌「青い青い空」を聴いてほしい。

 (つづく)




 __ISO-2022-JP_B_GyRCQEQkJEBEJCQ2dRsoQkIbJEIjNSU3JWMlXCVzN2hEahsoQi5qcGc____2.jpg


nice!(0) 
共通テーマ:映画

青い青い空のCDジャケット [音楽]

_DSC1865_2.jpg

 あべさとえさんが歌う主題歌「青い青い空」

 単に映画の主題歌というだけでなく、

 物語の中に登場する重要な歌でもある。

 主人公・真子ーしんこ(相葉香凛)

真子s.jpg


 大好きなバンド「ノーサレンダー」

 女性ボーカル1人のバンド。

 ZARDのようなグループ。

 そのノーサレンダーが歌う歌うが「青い青い空」

 物語にも重要な影響を及ぼし、ドラマのキーとなる歌である。

 写真上はそのCDジャケット。

 真子が部室で聴いているシーン。

 で使った小道具。

 歌は以下から聴いてもらえる。

 右下の三角マークをクリック。

 


 (つづく)

__ISO-2022-JP_B_GyRCQEQkJEBEJCQ2dRsoQkIbJEIjNSU3JWMlXCVzN2hEahsoQi5qcGc____2.jpg

nice!(0) 
共通テーマ:映画

「青い青い空」主題歌、お披露目! [音楽]

P1060518.jpg

 浜松映画「青い青い空」

 主題歌「青い青い空」。

 作詞、作曲 あべさとえ。

 僕の前作「ストロベリーフィールズ」の主題歌

 「空の模様」も、あべさとえさんの作詞、歌だった。

 それが凄く好評だったので、今回もお願いした。

 あべさとえブログ=>http://abesatoe.net/

 1年前にシナリオを読んでもらってから

 浜松に行ってもらい、

 中田島砂丘、舞阪、舘山寺、天浜線二俣駅等、

 映画のロケ予定地を訪ねてもらい

 浜松の方々とも会ってもらって、作詞作曲してもらった。

 そして何度も手直ししてしてもらい、1年がかりで完成。

 映画公開は秋だが、

 とてもいい曲なので、聴いてほしい。

 とりあえず、1番だけアップしてみる。

 以下の右端。三角形の再生印をクリック!





__ISO-2022-JP_B_GyRCQEQkJEBEJCQ2dRsoQkIbJEIjNSU3JWMlXCVzN2hEahsoQi5qcGc____2.jpg



タグ:あべさとえ
nice!(2) 
共通テーマ:映画

ボブ・ディラン/「時代は変る」 [音楽]

P1020366.jpg

 近所のレンタルビデオ。CDもレンタルできる。特別期間で安くなっていた。覗いて見て懐かしいものを見つける。ボブ・ディランの「時代は変る」。

 17歳のとき、ある雑誌でボブディランを紹介した漫画を読んだ。そこでフューチャーされていた歌が「時代は変る」。

 歌詞を読み、心が震えた。

 僕が感じていたこと。言葉にならないこと。全てを歌詞にし、ディランは歌っていた。すぐに大阪、日本橋のレコード屋にレコードを買いに行った。それがアルバム「時代は変る」

 先日のオバマ大統領就任の記事を書いているとき、その歌を思い出した。いや、遊説演説で「チェンジ」と言っているときから、この歌が思い出された。まさに、今の時代を象徴し反映した歌だ。

 ディランが、この歌を書いたは1963年。

 ケネディ大統領が暗殺され、公民権運動が盛り上がり、マーティン・ルーサーキングJrが活躍した時代。ビートルズが注目。
 時代が大きく変わろうとしていた。今も同じ時代の分岐点なのだろう。そんな歌「時代は変る」を聴く。

 17歳のときと同じ、感動があった。

 30年前と成長していないのか? また、同じ時代が巡り来ているのか? それとも、いつの時代も大人たちが愚かなのか? 言葉が心に突き刺さり、ディランの声に共感せずにいられない。

 気づくと、僕が作る映画。テーマは同じ。「ストロベリーフィールズ」の夏美やマキが叫んだこと。
 現在、準備している作品で、伝えようとすることも同じ。そんな原点がここにある・・。

P1020186.jpg



 
nice!(0) 
共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。