ボブ・ディラン/「時代は変る」 [音楽]
近所のレンタルビデオ。CDもレンタルできる。特別期間で安くなっていた。覗いて見て懐かしいものを見つける。ボブ・ディランの「時代は変る」。
17歳のとき、ある雑誌でボブディランを紹介した漫画を読んだ。そこでフューチャーされていた歌が「時代は変る」。
歌詞を読み、心が震えた。
僕が感じていたこと。言葉にならないこと。全てを歌詞にし、ディランは歌っていた。すぐに大阪、日本橋のレコード屋にレコードを買いに行った。それがアルバム「時代は変る」
先日のオバマ大統領就任の記事を書いているとき、その歌を思い出した。いや、遊説演説で「チェンジ」と言っているときから、この歌が思い出された。まさに、今の時代を象徴し反映した歌だ。
ディランが、この歌を書いたは1963年。
ケネディ大統領が暗殺され、公民権運動が盛り上がり、マーティン・ルーサーキングJrが活躍した時代。ビートルズが注目。
時代が大きく変わろうとしていた。今も同じ時代の分岐点なのだろう。そんな歌「時代は変る」を聴く。
17歳のときと同じ、感動があった。
30年前と成長していないのか? また、同じ時代が巡り来ているのか? それとも、いつの時代も大人たちが愚かなのか? 言葉が心に突き刺さり、ディランの声に共感せずにいられない。
気づくと、僕が作る映画。テーマは同じ。「ストロベリーフィールズ」の夏美やマキが叫んだこと。
現在、準備している作品で、伝えようとすることも同じ。そんな原点がここにある・・。