HEROES シーズン3 後半戦(2) [テレビドラマ]
数日前、ある日本映画を見た。
多くの登場人物。続きもの。謎。と、「HEROES」と同じ要素がある物語。
だが、こちらは全然、ハラハラドキドキしない。
謎が解き明かされても「えっ? それって誰だっけ?」と思える。
説明されても驚きがない。展開も意外性がない。
***は生きていた。と言われても、「やっぱりね!」と思ってしまう。
なのに、「HEROES」は「えーー、ウソだろう?」「そうだったのか!」
と、子供ようにハラハラ、ドキドキさせられる。
この違いは一体、何か?
それを考えるのが、ドラマの仕事をする僕らの仕事なのだけど、
仕事を忘れて、見てしまう凄さがある。
その魅力について、少し書いてみる・・。
(つづく)
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HEROES シーズン3 後半戦(1)寝てられない! [テレビドラマ]
前回の取材旅行。午前6時起きだというのに、準備が午前2時までかかった。
少しでも早く寝るべきなのに、録画している番組が気になる。
今、見ないと1週間見れない・・でも、見ると1時間のドラマ。
寝るのは早くて3時。6時起きだと3時間睡眠。
今回は車の旅。スタッフが運転してくれる。僕だけ寝る訳にはいかない。
前日にしっかり寝て置かねば・・と思いつつ。そのドラマを見てしまう。
それが「HEROES シーズン3」
レンタルではまだ出ていないが、スーパードラマチャンネルではすでに放送中。
先日、とうとう前半が終了。第3シーズンの後半戦に入る。
見ていない人のために、軽く説明すると、
後半戦では「超能力者狩り」が始まる。その首謀者がなんと****。
えーーー何で?
次回、この続きを書く。
(つづく)
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連ドラ2009春・報告(下) [テレビドラマ]
「アイシテル」これも社会派ドラマ。いい加減な気持ちでは見れない。テレビでこんな過酷な物語を放送してもいいのか?と思えるほど。しかし、少年犯罪を通じて家族の絆を問いかけてくる。
春シーズン。社会派ドラマが多かったが、コメディや青春ものが得意なスタッフが無理して作った感が多い中。一番の力作。残すところは最終回のみ。
「婚カツ」月9なのに、視聴率が悪いと話題になった。が、見るとなかなか面白い。演出が凄く斬新で、さまざまな挑戦がある。無難に撮られた映画が多い中、見習わねば・・。
ただ、このシーズン中で唯一、ラブストーリーを前面に出した作品。その辺がウケなかった理由か? 80〜90年代。ネコも酌しもラブストーリーだったが、今の時代。「愛」より「友情」の方が求められているのかもしれない。
いずれの作品も、あと数話で完結。オンタイムで見終わったのは「白い春」と「臨場」。テレビドラマを見るのも、なかなか大変。そして批判するのは簡単。
僕もシナリオを書く仕事をしている。ゴールデンタイムに放送され、多くの人が見るドラマからは学ぶことが多い。勉強のつもりで、春シーズンの連ドラを見続けた。
連ドラ09春・報告(上) [テレビドラマ]
いろんなことを一人でやろうとするので、本当に時間が足りない。
一日があっと言う間に終わってしまう。でも、録画している連ドラも見なければならない。
「クイズショー」は最終回まで見た。最後3回となってから、急激に盛り上がって来てた。一気に見てしまう。いろいろと疑問が多い物語だっが、ポニョが登場する回で泣けた・・。
「スマイル」社会派なのに、タッチが青春もの? 過酷な話なのに、もう一息切迫感がないのはなぜか? それでも最後は盛り上がり。続けて一気に見る。なのに最終回を録画しそこねていた!
「僕の妹」大きな事件がないのに、見始めると見てしまう。ただ、視聴率が非常によくない。なぜだろう?
タイトルから想像する物語(もっと、コミカルな兄妹ドラマに感じる)と、違いシリアスな内容のせいだろうか? あと2回ほどで最終回だ。
(つづく)
HEROES シーズン3/第8話まで(3) [テレビドラマ]
この発想多分「バック・トウ・ザ・フューチャー2」を参考にしたのではないか? 大ヒットした「1」。「2」は大きな期待をされた。ロバート・ゼメキスとボブ・ゲイルは、さまざまなパターンで続篇を考える。
その中で、最終的に選んだのは、新たなドラマを見せることではなく「1」の世界に戻ること。「1」の世界の後ろで「2」を進めるというもの。これは大正解だった。
あれほどよく出来た「1」に対して、どんな新しい物語を作っても「1の方がよかった」と必ず言われただろう。
でも、その「1」をもう一度、別の角度から見せる物語にすれば、大ヒット作「1」の魅力も味方になり、2作目ではなく「1」の続きとして見てもらえる。
「1」と「2」をひとつの作品として、見れるので、「1」の方がよかった・・にはならず、おもしろがってもらえる。「続篇は面白くない」というジンクスを見事に破ったのだ。
「シーズン3」はその手を使って「2」での汚名を挽回しようとしているのだと思える。そこに気づいた制作者。或いは脚本家。なかなか凄い! さて、テーマの方だが、長々と書いたので、その辺は次回に。
その中で、最終的に選んだのは、新たなドラマを見せることではなく「1」の世界に戻ること。「1」の世界の後ろで「2」を進めるというもの。これは大正解だった。
あれほどよく出来た「1」に対して、どんな新しい物語を作っても「1の方がよかった」と必ず言われただろう。
でも、その「1」をもう一度、別の角度から見せる物語にすれば、大ヒット作「1」の魅力も味方になり、2作目ではなく「1」の続きとして見てもらえる。
「1」と「2」をひとつの作品として、見れるので、「1」の方がよかった・・にはならず、おもしろがってもらえる。「続篇は面白くない」というジンクスを見事に破ったのだ。
「シーズン3」はその手を使って「2」での汚名を挽回しようとしているのだと思える。そこに気づいた制作者。或いは脚本家。なかなか凄い! さて、テーマの方だが、長々と書いたので、その辺は次回に。
HEROES シーズン3/第8話まで(2) [テレビドラマ]
ヒロがアフリカで、「魂の歩み」を見つめるエピソード。
凄かった。ヒロ自体の物語ではなく、彼の視点を借りて「シーズン1」の物語の裏と、それぞれの繋がりを描くものだが、よくこんな脚本を書いたな・・と驚かされる。
特に、クレアの母の脱出シーン。
燃え上がる脱線列車を見て・・あれ、どこかで見たことのある風景・・・
ああ、もしかしたら・・・そこでクレアのことが話題になり・・・チアガールの少女が走ってくる!
「ああーーーーーーーーーー、そうだったのかああ!」
このシーンは、もう感動的ですらある。
モヒンダーのタクシーも、ピーターの家族の話も!
見ていると、最初からそういう裏があったかのように描かれている。が、「シーズン1」のときは、ここまで考えてなかったはずだ。「3」を作る段階であれこれ考え抜いて、
全てを繋げてしまったのだ!
ストーリーというのは、複雑に絡み合ってできている。あとで、付け加えようとしても、なかなかうまく行かない。必ず無理が出て、矛盾が吹き出してしまう。
或いはどうしても繋がらない箇所が出てくるのに、ドラマ展開の都合に合わせ無理矢理に繋げてしまいがち。
なのに「1」のときからすでに、その設定があったかのように、見事に別々のエピソードが繋がり、今回描かれた背景に驚愕し、納得させられる。
脚本家たちが複数で、知恵を絞り、悩み苦しんで考えた出したストーリーだと思える。
よくぞ。この展開を考えた・・
と思っていたら、思い出す作品があった。
「ははあ。あの作品を参考にしたなあ・・。やるじゃないか? 間違いなくあれだ!」
(つづく)
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HEROES シーズン3/第8話までの感想(1) [テレビドラマ]
番宣では「1」の魅力に戻る。といっていたが、どうなるのか?
同じ設定。同じキャラクターで、ドラマを作ると
次第にレベルダウンしてくるのが、ドラマ作りの壁。それも3作目だ・・。
だが、シーズン3。「え?」「何?」「どうしても?」という展開で始まる。うまい!
もの凄く考えて、練って、ストーリーを作っている。
でも、この入組んだ展開。複雑な設定。アメリカの視聴者に理解されるのか? 彼らは基本的に、単純明快さをドラマに求める。
日本では「ガンダム」でも「エバンゲリオン」でも、平成「仮面ライダー」シリーズでも、子供の頃から複雑な設定の深いドラマを楽しむ。
が、アメリカでは状況が違う・・・。少し心配になる。
でも、確かに面白い。「シーズン2」とは違う。そして・・・、
「えーー?」という驚きが毎回あるように、作られていること。
脚本家が血を吐きながら、アイディアを考えている姿が浮かぶくらいに凄い。が、テーマ性はどうか?
「シーズン1」の魅力はハラハラドキドキの面白さだけではなく、心に届くテーマがあった。
それが「シーズン3」ではまだ見えて来ない。と、思っていたら、第8話あたりから・・。
「来たぁ〜」
(つづく)
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HEROES シーズン2/感想 [テレビドラマ]
「HEROES /シーズン1」は夢中で見た。
子供の頃に漫画を読んだときのように、ひたすらハラハラ、ドキドキしながら見た。脚本の仕事にしているのに、日頃は冷静に分析しながら見るのに、完全に忘れて、泣きながら最終回を見ていた・・。
だが、「シーズン2」同じシリーズとは思えない、退屈な展開だった・・。
ヒロが過去に行く話。意味が見いだせない。
他のエピソードと関連性がない。人気者ヒロの番外エピソードのようだった。(一応、タケゾウ・ケンセイの話で現代と繋いでいるが、苦しい見せ方だ)
でも、最後まで見よう・・と見ていると終盤になり盛り上がった。
早く、この展開にしてほしかった!と思うが、番組制作の裏で脚本家協会のストなどがあり、本領発揮できない部分もあったはず。そして、僕自身。脚本の仕事をするので感じる。
大ヒットした作品の続篇を書くのは、本当に大変だ。
「1」と同じレベルの面白さでも、「1」の方が良かったと言われる。
3倍面白くて初めて「2」がよかった! と言われるのである。
ハリウッドでよく使う手は、製作費を倍にすること。前作より、派手なアクション。派手な破壊シーン。大掛かりなVFX。を導入。だが、テレビシリーズだと、そうも行かない。やはり、ストーリーで勝負なのだ。
そして、復活を賭けたシーズン3。
衛星放送のスーパードラマ・チャンネルで放送中。毎週見ている・・。今回はどうか?
(つづく)
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春シーズンの連ドラマ [テレビドラマ]
7月に入り、新番組が続々と放送されている。
なのに、春シーズンの番組。まだ全て見終えていない。
全部見たのは「白い春」「臨場」のみ。
「アイシテル」がやっと8話まで来た。
そのくせ、映画版公開で再放送された「ルーキーズ」は一気に見てしまった!
この春シーズンの特徴。家族を見つめ直す話が多い。
「アタシんちの男子」「白い春」「アイシテル」「ぼくの妹」
は全て家族の話と言える。
ラブストーリーは「婚カツ」くらいか?
時代はもう、ラブストーリーではないのだろう。
ドラマ「白い春」最終回登場した俳優? [テレビドラマ]
春の連続テレビドラマ。
一番、最初に見終えたのは「白い春」。
最終回。泣きそうになりながら見ていた。
ら、最後の波岡一喜君が登場した。
僕の監督作「ストロベリーフィールズ」に出演したもらった若手俳優。
彼の出演作品。出来るだけ見るようにしている。
が、知らずに見た作品でも、やたら出ている。
波やんの実力。多くの人が認めた結果だ。
とても嬉しい!
タグ:波岡一喜