ハマコー先生はなぜ、書道を嫌うのか?(下) [アンコール]
高校の選択科目。芸術の3つ。
「美術」「音楽」「書道」の中で、もっとも不人気なのが「書道」。
東京では、「書道」を誰も選択していないという学校もある。
また、「書道部」がない学校も多い。
取材すると、東京で書道を専任で教える教師は1桁しかいない。
最大で9人ということ。東京23区でたったそれだけなのだ。
それくらいに書道は人気がない。
部活をするより、勉強をさせたい学校側とすれば、
そんな学科や部活はなくしてしまいたい。
野球部をなくそうという学校もあるくらいだ。
人気のない書道部をなくすのは、誰も反対しない。
そんなことでハマコー先生、書道部を廃部にしたのだ。
特に書道嫌いという訳ではなく、もっとも受験に不必要な部活と判断した。
ハマコー先生的には
「部活より、生徒は受験に邁進するようになってほしい」
だから、彼にとって、書道部を再開した八代先生は、許せない存在。
子供たちを惑わせる「悪魔」のような奴に思えたのである。
ハマコー先生にはハマコー先生なりの正義があり、哲学があるのだ。
そこが彼が単なる悪役ではないところ。
「親の希望を叶えたい。子供らの将来を大切にしたい」という思いがある。
それが「青い青い空」の物語背景だ。
今回の物語は、東京、大阪のみならず、地方の学校事情を取材。
直接、先生方から、父兄から、話を聞き
それらをベースに物語の設定を作った。
質問を頂いたこ〜めぃさん。
いかがですかな?
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