総理官邸前抗議行動ルポ/4000人の怒りが爆発! [太田監督の次回作!]
新作シナリオの取材のため
昨夜の総理官邸前、抗議デモの取材に行った。
連日、この場所には数千人が集まり、抗議行動を続けている。
いかに再稼働に異議を唱える人が多いか?を感じる。
でも、そのことをテレビ、新聞は伝えようとしない。
昨年の脱原発デモも、大江健三郎さんらが提唱したデモまで
一切報道されていない。
そして、その後も毎週のように都内ではデモが続いているが
それも報道されない。
これはもう、原発反対のデモが続いていることを全国に伝えたくない!
そんな思いがマスコミにあるのではないか?
とさえ考えしまう。
さて、官邸前の抗議行動。
ネットニュースやツイッターでは連日、伝えられているが
こちらもテレビ、新聞では報道されない。
そこで実状を取材しようと、出かけたのだが、思った以上に大規模だった。
この日は4000人が集結。
官邸前で再稼働反対の抗議運動。
さすがに多くのマスコミが来ていた。
(テレビ朝日等は抗議行動を報道したが
原発推進派の局は触れず仕舞い・・)
その最中、午後6時から野田総理の演説が行われるとの情報。
特設スピーカーから、その演説が流された。
が、その内容は驚愕すべきものだった。
野田総理の演説。少し紹介する。
”国民生活を守ることの第1の意味は、次代を担う子どもたちのためにも、
福島のような事故は決して起こさないということであります。
福島を襲ったような地震・津波が起こっても、
事故を防止できる対策と体制は整っています。
これまでに得られた知見を最大限に生かし、
もし万が一すべての電源が失われるような事態においても、
炉心損傷に至らないことが確認をされています”
これが一国の総理の言葉?
耳を疑うとはこのこと。国民を嘗めているとしか思えない!
全て、ウソで固めたもの。
大飯原発の安全対策は不備だらけ!
(非常時に必要な免震重要棟がない!ー福島第一原発にはある。防波堤もない。
原子力安全委員の班目委員長も、二次テストが必要と主張)
それをなぜ安全と言い切るのか?
”どの口がいうんじゃあ!”という感じだ。
(写真上、抗議行動を見つめる通行人や取材陣)
電源が失われてもメルトダウンしない?
だったら、どうやって燃料を冷やすの?
もう、国民はみんな知ってることを何の根拠も説明もせず
安全。危険はない。と断言している。
抗議行動の参加者からは罵倒と怒号が飛ぶ
”ウソつけ!””何言ってんだ!””バカなこと言うな!”
まさにその通りだ。
もう何でもいい、ウソで固めても、再稼働したい!それだけなのだろう。
悪徳映画プロデュサーでも、悪徳不動産屋でも
まだ、説得力ある話をするはず、
ここまであからさまに、ウソの連続で再稼働しようというのは
何なのか?
要は、電力会社、原子力ムラの利益を守りたい。
だから、十分な安全対策も取らなくても、早急に再稼働させる。
再び大きな原発事故が起き、多くの国民が被害を受けようとも
危険極まりない原発を、再稼働させる!
そう言っているだけなのである。
それが日本国の総理大臣の”意思”なのだ。
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