プロデュサーをやってほしい!(6) Pの条件? [太田監督/その後?]
映画プロデュサーでありえるために
大切なのは
1、映画を愛していること。
2、監督に素晴らしい作品を作らせてやろう!という強い思いを持っていること。
その2点が何よりも大切だということを今回実感した。
さらに、映画製作の知識と経験。
シナリオ、撮影、編集、宣伝に至までの方法論やあり方を熟知していること。
見ているだけではなく、実践した経験が重要。
シナリオを書いたことのないPが、脚本家に注文を付ける資格はない。
あるテレビ局ではプロデュサー予備軍に、シナリオ講座を受けさせているというが
それは正解。
シナリオだけでなく、カメラや照明。
編集についても熟知していることが大事。(センスもいる)
自由時間がない!なんて言っている奴はPになる資格なし。
さらに言えば、どんなに映画を愛していても、
勉強していても、映画プロデュサーに不向きのタイプもいるということ。
簡単にいうと、KY(空気読めない)な人。
プロデュサーは相手の気持ちを読み取る資質がないと、無理。
同時に、トラブルを解決する弁護士的な能力も必要
問題が起こると解決を先送りにしたり、
トラブルが起こっても気づかぬ人では駄目。
以上を全てクリアー出来てこそ、プロデュサーと言える。
でも、そんな人はなかなかいない。
だから、力がなくても僕自身がプロデュサーとなり
自身の映画をプロデュースせねばならなかったのだが・・。
今回の現場を経験して、改めてそのことを実感した。
(つづく)