SSブログ

時代は変る(3)長い物語のゴール [epilogue]

P1030926.jpg

 僕は人生を物語のように、チャプターに分けて考える。

 映画「人間の条件」や「仁義なき戦い」シリーズのように。

 第一部***篇とか、区切って考える。

 第一部 高校篇 1977〜

 第二部 ヨコハマ篇 1980〜

 第三部 LA篇 1985〜

 第四部 東京立志編(監督デビューを目指しての戦い)1991〜

 第五部 東京奮闘篇(映画監督デビューを目指しての戦い)1997〜

 第六部 東京死闘篇(「ストロベリーフィールズ」を作るための戦い)2001〜

 第七部 東京青空編(「青い青い空」を作るための戦い)2007〜

P1030742.jpg

 それぞれの時代、いつも目標を決めた。

 高校を卒業するときには

 「東京に行って映画をやるぞ!」

 東京ではなく、横浜になったが、助監督を経験。自主映画活動をやった。

 横浜時代の最後には

 「USCに行って映画の勉強をするぞ!」

 目標通りUSCに合格。映画科で勉強した。

 P1040143.jpg

 LA時代の最後には

 「日本に帰って、映画監督になる!」

 それぞれに5年前後かかっているが、目標は全て達成できた。

 そして今回のLA上映。

 帰国するときに思ったこと。これは5年目標とかではない

 目標というより、夢だったが、

 「LAでも、拍手喝采を受ける映画を作りたい」 

 これも今回。達成することができた・・。

 本当に、あの瞬間。ぐるっぽの皆さんにも見てほしかった。

 「青い青い空」のクレジットが出たとたん、

 割れんがばかりの拍手喝采!

 想像以上の反響だった。

 P1000175.jpg

 代表してfumiさんに見届けてもらった。

 P1030672.jpg

 こうして第七部も、無事にエピローグを迎えたような気がする。

 ただ、いつも「嬉しい!」とか、「ハッピー!」

 という気持ちはあまりない。

 目標を達成したとたんに、次の目標が見えて

 そちらに対する不安が込み上げて来る。

 今まで一度も「うれしい!」とか

 「やったぜー!」と感じたことがない。

 今回も同じだ。

 少しだけ違うのが、「第七部」の終わりというより、

 もっと、もっと長い物語が完結したのではないか?

 そんな感じがしている。

 物語というと「旅」のイメージがあり

 九州を出発。東京が終点的な感じがある。

 だが、マラソンでは、スタート地点から走り出し

 島を一周して、スタート地点がゴールと言うことがある。

 今回、それではないか?

 
 P1030658.jpg

 LAで映画の勉強を始め、東京で監督をめざし、映画を作り

 その作品をLAに持って来て上映。

 スタート地点に戻ってきて、ゴール。

 20年かけた長い長いマラソンを、終えたのではないか?

 そんな気がしてくる・・。

 (つづく)

 
nice!(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。