アメリカ映画の台詞にあって、日本映画にないもの [LAの映画祭参加]
アメリカ映画、
会話に有名俳優やミュージシャンの名前よく出て来る。
「セント・エルモスト・ファイヤー」では
同棲していた恋人たちが、別れるときに荷物を整理
一緒に買ったものを分け合うシーンがある。
「このレコードは持って行っていい。それもいい。
でも、スプリングスティーンは駄目!」
と主人公の一人が言う場面がある。
彼の性格が感じられる上に、アメリカでのスプリングスティーンの人気が分かる。
先日、お邪魔した名画座のオーナー・タランティーノ
そんな台詞が得意。
「トゥルーロマンス」の主人公は
延々とソニー千葉(もちろん日本の千葉真一です)とエルビス・プレスリーの話をしていた。
でも、日本映画って、そんな台詞。あまりない。
「昨日見た高倉健の映画がおもしろくてよ〜」
とか、ほとんどない。
「小田正和のあの歌詞が好きなんだよな」
とか、やはりない。
同じ日本の中なので、クレームがつくのを気にしているからかもしれない、
僕の作品ではその種の会話をよく登場させる
以前はミステリー作家の名前がバンバン出て来る
というVシネマを書いたことあるが、
今回の「青い青い空」では、
海外のミュージシャンの名前がいっぱい出て来る。
(つづく)