俳優・波岡一喜の話(7)レインマン [キャスト(撮影後)]
「青い青い空」浜松の舞台挨拶
波岡一喜君が来てくれたときのことだ。
映画館の控え室で、出番を待っていると
彼がこう言った。
「監督。今日、この映画館で『レインマン』上映してるんですね?」
「ああ、週末に名画を上映するシリーズで、やってるよね!」
「見たかったなあ・・」
「見てないの?」
「いや、何回も見てますよ。でも、何度でも見たいんですよ!」
しばらくすると、大音量の音楽が劇場の方から聴こえてきた。
波岡君。言う。
「何の音楽やろ? 『レインマン』かなあ?」
「波やん。『レインマン』好っきゃなあ?」
「ダスティン・ホフマン(「レインマン」の主役)大好きなんですよ!」
好き・・というより、尊敬している。
あんな役者になりたい・・というふうに聞こえた。
ああ、なるほど! そういうことか!
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