俳優・波岡一喜の話(6)日本映画史にいないタイプ [東京公開準備]
そんな話を静岡新聞の会議室で、
取材中に話した。
もちろん、そばには波岡一喜君がいる。
「マックイーンですか〜! はぁー!」
と、照れていた。が、記者は若い女性。
マックイーンを知らなかった。競馬の馬と思ったかもしれない。
だが、ずっと、ずっと考えていて、
日本にも数々の俳優がいるが、これまでの日本映画史に
彼のようなタイプの俳優は登場していない。
あえて、いうと、ハリウッド俳優の
マックイーンなのである。
それと、もうひとつ共通点がある。
マックイーンはアクションスターとして有名になったが
本来は文芸作品志向だった。
そこで自らプロデューサーとなり、イプセンの「民衆の敵」を映画化。
主演を果たしたりもしている。
アクションスターだが、実は演技派。
演劇を学んだのも、あのアクターズ・スタジオだ。
ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノも学んだ
超難関の演劇学校である。
同じく、波岡一喜も現在は「不良もの」で大人気だが、
いずれ彼も、幅広い役柄を演じて行くと思える。
(実はすでに、あの彼が引きこもりの青年等のいろんな役を演じている)
興味深い話がある。
(つづく)
波岡一喜。映画「青い青い空」舞台挨拶決定。
3月6日(日)午前10時20分の回あと
お台場 シネマメディアージュ
タグ:波岡一喜
2011-03-03 03:00
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