自分のスタイル。自分のキャラ(5)映画監督も同じ [最近、考えたこと]
お笑い芸人、俳優だけではない。
監督業も同じだ。
サム・ペキンパーはバイオレンス映画。
ビリー・ワイルダーはコメディ。
ジョン・フォードは西部劇
ヒッチコックはサスペンス。
もちろん、他のジャンルを撮る人もいるが、皆、自分の得意分野を持っている。
そして同じアクションでも、
サムペキンパーとトニースコットは全く違う。
それぞれにスタイルがあり、個性がある。
「あいつは監督じゃない。ディレクターだよ」
映画業界でそんな言い方をすることがある。
監督は自分のスタイルがあり、個性的な作品を作るが
ディレクターは撮影現場を上手に仕切る人。
個性が表現できてない。というような意味だ。
つまり替えが効くということ。
俳優と同じ。個性のある俳優は主役となり、依頼が殺到するが
芝居はうまくても、個性のない俳優はやがて消えて行く。
芸人にしても、俳優にしても、監督にしても
自分のスタイルを持てない者は、消えて行くしかないのだ。
(つづく)