映画は民主主義では出来ない?(2) [ポストプロダクション2]
映画というのは不思議なもので、
多くの人の意見を取りまとめて作品にすると、いいものができない。
他の芸術分野と同じように
ある強烈な「個性」と「思い」を持ったアーティストが
全てに対して決断することで、素晴らしい作品ができることが多い。
黒澤明しかり、
大林宣彦しかり、
スタンリー・キューブリックしかり
アルフレッド・ヒッチコックしかり。
天皇と呼ばれたり、独裁者のようなエピソードを持つ人ばかり
だから、芸術家であり、巨匠なのかもしれない。
その意味で映画は民主主義ではなく、独裁政治なのだろう。
でも、裏を返せば大変なことであるも分かる
(つづく)