11月11日、「1」が4つ並ぶ日の物語・第3部 (2)監督に来てほしい! [映画「ストロベリーフィールズ」]
地元中学校の先生の話は続く。
「今、地元を見つめる授業というのがあるんです。
住んでる町のことを勉強するのが目的です。
その時間に、1年生全部を集めるので、監督に来て頂いて話をしてもらいたいんです。
映画『ストロベリーフィールズ』を通じて、地元・田辺のこと、
この木造校舎でなぜ撮影したか?
という話をしてほしいんです。
講演料みたいなものは出ないんですけど、
また、田辺に来られるついでがあれば・・
と思って、連絡させて頂いたんです」
なんて、うれしい話なんだろう。
それも中学1年生の生徒たちが、
「映画の話を聞きたい。監督に来てほしい」
と提案してくれた。
それを先生方が取り上げ、1年生全員で話を聞こう
という授業をしたいと言ってくれる。
僕のテーマ「親と子に伝えたい大切なこと」。
まさに、それを、「教師と生徒」側から求められたのである。
凱旋上映を企画してくれた高校の先生も、
同じ意味で上映を考えてくれたのだ。
(つづく)