11月11日、「1」が4つ並ぶ日の物語・第2部 (3)映写チェック! [映画「ストロベリーフィールズ」]
ロビーの展示。スタッフの方々にお任せして、
僕は映写テストへ!
本日のメインイベントは映画「ストロベリーフィールズ」上映。
その映写具合を確認する。
と、いうのも、映画館や会館、ホールによって、
光の強さや画格。音のレベル。質が違うからだ。
何も言われないと、映写技師さんがいつもの設定してある状態で映写してしまう。
それで問題のないこともあるが、映画は1本1本、音量レベルや画格が違う。
そのまま映写すると、聞こえるはずの音が聞こえなかったり、
見えるはずのものが切れていたりするのだ。
映画というのは、さまざまなスタッフが努力し作り上げる。
撮影部は美しい映像を撮ろうとがんばる。
照明部は美しい光を作る。録音部は明瞭な音を録ろうとする。それらをスタジオで調整。
ベスト・オブ・ベストの状態にしてある。
だが、映写するときに、間違った画面サイズで上映したり、音量を下げてしまうと、
それらスタッフの苦労は水の泡となる。
だから、一番いいのは、監督が上映館を訪ね、映写状態の確認をさせてもらうこと。
実際、「ストロベリーフィールズ」
公開された日本中の映画館全てまわり、
確認させてもらった。
でも、なかなか、そこまではできないことが多いが、ちょっとした努力をするだけで、
ベストの状態で、お客様に映画を見せられる。
例え、一言のセリフが聞こえないだけでも、スタッフの努力が生きないのはやはり悲しい。
(つづく)