テレビドラマを見て勉強します宣言(4) [監督のお仕事!]
「今どきのドラマ。見てないけど、ダメなんじゃない?」
知らないのに否定する。んーーーー〜。音楽好きの友人、こう言っている。
「最近は新人の、実力派シンガーが出て来ない!」
といいながら、新人の曲を聴いていない。探したりもしない。10代なら何もしなくてもアンテナに情報が入って来たものだが、40代になるとそうはいかない。でも、「おお!これは違う!というアーティストが出て来ない」と言う。
学生時代の友人たち。今も変らぬ大切な存在。でも、ここ十年くらい、??????ということが多い・・。
「どう〜せ、******なんだろう? ダメだと思うよ」
と状況が分かっていないのに、頭ごなしに決めつける。子供の頃、親や教師たち、大人たちがよくそんな言い方をしていた。
「よく、現状を知らないのに、何を偉そうに!」
そう思ったが、子供だった僕は反論するだけの言葉を持たなかった「言ってることが変だ!」と感じながら、彼らの問題点を指摘できなかった。
そんなこと思い出す。どうも、その手の発想の仕方は、「過去の記憶」に縛られてしまう中年特有のものなのだろう。同じことを同世代も言い出している。つまり、僕らはすでに「おじさん」世代、まっただ中ということなのだ・・。
(つづく)