「大人の脳」は、新しい時代に対応できるのか?(23ー終) [最近、考えたこと]
「大人の脳」では、もう新しい時代には対応できないのか?」
だが、ここまで考えて来て、ヒントを見つけた。人は無意識に「10代の記憶」の引き出しを開けてしまう。そこで比較して把握。判断する。でも、意識すれば他の「引き出し」も開けることも、できるのではないか?
知識がない訳ではない。
難病映画がこの20年以上ないことは、記憶を探ればすぐに分かったことだ。友人たちも「また、コンピューターが悪役」と判断する前に、記憶を辿れば、その手の作品が何十年もなかったことに気づく。
「知識」や「情報」を持たなかったのではない。あるのに、それを駆使しないことで間違った判断をしたのだ。
僕の助監督時代、チーフに言われた台詞・・。
20年前のことなのに・・「つい、この間じゃないか!と言われた。そう感じるのが大人の脳。
だから、無意識に「ついこの間」である「2~30年前」の「引き出し」を開けてしまう。そして「最近の知識」を駆使して判断したと思い込む。
それを意識して、本当に新しい情報の「引き出し」を開け、把握。判断すれば、正確な状況が分かるのではないか? そうすれば大人の脳でも、現代を把握。正しい判断を下せるのではないか?
また、考える!
(ひとまず、了)