花粉症と想い出

　二月というのに、暖かい日が続く。年末はストーブをずっと付けていてガス代がビックリする額になったが、今月はほとんどスイッチオンしていない。

　二月は一年で一番寒い！ということさえ忘れていた。その内に鼻水が出てきて、あれ？風邪引いたかな？　が、そうではなく花粉症。そういえば十一年前のドラマ「太陽娘と海」湘南ロケも今頃。毎晩、夜になると鼻が詰まったのを思い出す。

　隣の俳優部屋では花粉より、砂で困っていたようだが（撮影は砂浜が多く、衣裳に砂がついてしまう。それが部屋に運ばれ、溜まって行くのだ。布団も砂でザラザラ！女の子は溜まらない。
　花粉症で困ったのは年長の子だけだった。現場でよくメントールキャンディを上げたのを思い出す）が、僕は花粉症で困った。

　差し入れでもらった焼酎。渚のマネージャーさんと僕しか飲まないので、ボトルキープ状態。飲み放題だが、飲むと鼻が詰まり、話がしにくくなる。いつも、この季節になるとそれを思い出す。

　でも、花粉症が始まるということは、春が近いということ。ああ、春かあ〜。これも、毎年思う。僕なんかが、春を迎えていいのか？　冬の厳しい季節が相応しいのではないか？とか考えてしまう。
　この冬。それに一度も雪が降っていない。それも少し残念。それでも春は近づいてくる・・。

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