撮影のとき泊めてもらったホテル(7ー終)朝の風景 [想い出]
「おはようございます!」
「おはようございます!」
という声が何度も響き。
撮影中はレストランがスタッフでいっぱいになった。
俳優たちはいつも、少し遅れてくる。
真子やみさとたち。女子はチームで食べていた。
卓也(冨田佳輔)は男の一人なので、スタッフと食べていた。
熱心な子で、僕を見つけると必ず同じテーブルに来て
演技についての質問をしてきた。
卓也・・ほんとがんはり屋だった・・。
そんな冨田君の話・・。近いうちに書きたい。
あと、この場所は夜にはスタッフルームとなる。
翌日の準備。打ち合わせをここでやった。
(この項、了)
撮影のとき泊めてもらったホテル(6)大会議室 [想い出]
ホテルフロント裏。大きな会議室がある。
ここで俳優たちは何度も書道練習をした。
部屋の机と椅子を片付けて、ビニールシートを張り
そこで大きな紙に書く練習をした。
劇中で真子(相葉香凛)とみさと(草刈麻有)が書道部で見る雑誌。
そこに映っている八代先生(波岡一喜)の写真(右下)、ここで(僕が!)撮影した。
それを拡大してみると
よく見るとTシャツに「I LOVE TANABE」と書かれている。
僕の前作「ストロベリーフィールズ」の撮影時
波岡君が出演してくれた。そのとき
地元の方がプレゼントしたTシャツ。
今も愛用しているとのことだ。
(つづく)
タグ:波岡一喜
撮影のとき泊めてもらったホテル(5)メイク室 [想い出]
4階フロント奥にある会議室。
最近はウエルカムドリンクの部屋としても使われる。
この部屋が撮影時はメイクルームになった。
メイクさんたち。夜明けと共に起きて仕事。
俳優たちも早起き。
そんな部屋。今はウエルカムドリンクの部屋。
(つづく)
撮影のとき泊まったホテル(4)朝ご飯 [想い出]
写真上。
「青い青い空」撮影時。初期に泊めてもらったホテル
その朝食。
和食と洋食があり、チョイスできる。
僕はいつも洋食だった。この日も洋食。
このレストランでスタッフは朝ご飯を食べた。
この日は人が少なかったが、
撮影のときはスタッフで満席になったの。思い出す・・。
(つづく)
撮影のとき泊まったホテル(3)スリッパ [想い出]
写真上。ホテルの部屋にあるスリッパ。
これを見て、「ああ!」と思う人。
このブログの愛読者!
そう。「青い青い空」クランクインの日。
真子ーしんこ役の相葉香凛と、三美子役の橋本わかな。
2人揃って、このスリッパのまま、ホテルを出て
ロケバスに乗ろうとした。そのときのスリッパ。
見るたびに、思い出してしまう!
それも今は想い出。
(つづく)
撮影のとき泊めてもらったホテル(2)シングルルーム [想い出]
写真上。「青い青い空」撮影初期に泊まったホテル。
その部屋。
スタッフ&キャストは皆、このタイプの部屋だった。
真子も、みさとも、三美子も、トン子も、ミチルも、卓也も
波岡一喜君も、こんな部屋。
僕はロケハン中に何度も泊まった部屋なので、
どうも撮影が始まった実感がなく、困ったものだ。
で、今もこのホテル。会員カードも持っている!
一時はホテルの従業員の方。ほとんど顔見知り。
あるとき、「もう、僕のことを覚えていないだろう」と思っていたら
フロントの方に・・。
「監督。いよいよ、試写会ですね? 私も行きます!」
と言われてしまった。
恐縮です・・。
(つづく)
撮影のとき泊めてもらったホテル(1)住んでた? [想い出]
「青い青い空」の撮影中にお世話になったホテル。
モール街にあるサゴーホテル。
こちらは撮影以前から、何度も泊まっている。
一時期はここに住んでいる(?)という状態もあった。
ここを拠点に、協賛、協力のお願いにまわり、
浜松の風景を求めて、ロケハンを続けたのだ。
まさに、そのホテルで撮影初期にスタッフ&キャストが泊めてもらったこと。
何か運命的な、うれしいものもあった。
(つづく)
「夢のほとり」シーン。舞台裏(下) [想い出]
映画を見てもらうと分かるが
相葉香凛も、草刈麻有も、橋本わかなも、皆、
目を真っ赤にして芝居をしている。
でも、このシーンは涙をボロボロとこぼす芝居ではない。
皆、必死で涙をこらえながら演技をした。
「OK!」テイクワンで終了。
八代先生役の波岡一喜君、ともども素晴らしい芝居を見せた。
その瞬間。相葉たちの目からは涙が溢れ、
ボロボロに泣いてしまった。
メイクが崩れ、メイク部さんたち1からメイクをし直したという。
孝太郎君の俳句。相葉や草刈。そして橋本も、
しっかりと受け止めてくれたのだ。
(つづく)
「夢のほとり」シーン。舞台裏(中) [想い出]
僕もそれら作品を見たとき、涙が止まらなかった。
孝太郎君の思いが胸に突き刺さる。
「もう一度歩きたい。大地を歩きたい。自分の足で歩きたい」
「バスケットボールをしたい・・」
その悲しみが胸を打つ。
同時に、その大地を歩ける僕は何をしている?
その幸せを感じているのか? 意味ある日々を送っているのか?
自問自答してしまう。
でも、それこそが孝太郎君の作品のメッセージだ。
それを相葉や草刈。橋本にも受け止めてほしい。
だから、演技ではなく、作品を見て、本当の感動を感じさせたかったのだ。
(つづく)
「夢のほとり」シーン。舞台裏(上) [想い出]
孝太郎君と春山先生のコラボ作品。
「夢のほとり」
映画「青い青い空」では八代先生(波岡一喜)に連れられて行った
書道道具屋の倉庫で、それら作品を
真子(相葉香凛)みさと(草刈麻有)三美子(橋本わかな)が見るという設定だ。
だが、撮影では、作品を本番まで見せないことにした。
何度もリハーサルで作品を見てしまうと、感動が薄れてしまう。
真子やみさとと同じように、相葉香凛や草刈麻有。そして橋本わかなにも
新鮮な感動を持ってほしかったからだ。
リハは全て作品に布をかけたまま行い。
本番のときにだけ外して、作品を見るようにした。
(つづく)