大人がバカになる理由?(2)30代からの脳 [アンコール]
30代を過ぎると、
人の脳は新しい情報や知識を吸収するチカラが落ちる。
だが、それまでに蓄積した情報や経験を駆使して、
新たな情報を把握、解析する能力が高まる。
昔から年長者が偉いとされるのは、そんなふうにいろんな知識と経験があり、
それを駆使できるチカラがあるからだろう。
それに昔は、時代の速度が遅かった。
新しいものが出てくるのも10年に1度くらい。
新製品といっても、これまで全くなかったものではない。
ほうきが掃除機になる。扇風機がエアコンになる。その程度。
ところが、現代のスピードはもの凄い。
パソコンだって、過去の何が変化したものか?
説明できない存在だ。
映像業界でも、さまざまなデジタル製品が登場している。
プラズマ。液晶。ノンリニア。ハイビジョン。DVC。P−2カード。
そんなふうに、次々に新しいものが出てくると、
30代を過ぎた脳は困ってしまう。
過去の知識を駆使しても、把握することができないのだ・・。
(つづく)