大人がバカになる理由?(1)S・ジョブスの言葉 [アンコール]
高校生の頃。よく感じたこと。
大人というのは、ちゃんと勉強して大学を出て、社会で働いている。
なのに、話していると、あれ?と思う事がよくあった。
「何か、違う・・・」
だが、当時の僕は言葉を駆使して、その理由を説明することはできなかった・・・。
そんなときに気になった言葉。今から25年ほど前。
スティーブン・ジョブスが若い頃のインタビュー記事。
あのコンピューターのアップル社の創設者である。
彼はこう言っていた。
「人の脳はレコードと同じようなもの(注・当時はまだCDも出ていない頃)。
音がレコードに刻まれるように、記憶が脳に刻まれる。
でも、1度刻んだ記憶に人は縛られてしまう。
それから抜け出すのは本当に大変なんだ」
当時、僕はコンピューターに興味もなく
(当然、パソコンなんてほとんどの人が持っていない時代)、
映画とロックにしか関心がなかったのに、
その記事には何か引かれるものがあった。
それが30代になり、少しずつ分かって来た。
スティーブン・ジョブスの言葉の意味。そして、大人になるとバカになる理由。
それには脳の働きが関係すること。
といっても、大人たちが老化でボケていたというのではない。
10代、20代では新しい知識を吸収できた脳も、30代に入るとその能力が低下する。
記憶力は若い頃の方がいいと言われる通りだ。
そして、30代を過ぎると、他にも大きな問題が出てくる・・。
(つづく)
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