5人が主人公。その背景にあるもの(16ー終)八代先生 [アンコール]
もう、気づいただろう。波岡一喜君演じる八代先生である。
八代先生もまた、主人公なのだ。
もしかしたら、本当に本当の主人公は八代先生かもしれない。
行動力、メッセージ性、ドラマティックな過去。
主人公である条件。全て兼ね備えている。
学園ものとして描くなら、八代先生視点にするのが正当派。
それを一番、ネガティブでドラマティックさのない真子に
視点を置くことで、他6人のキャラがより生きることになる。
そんなふうにして、「青い青い空」の物語は作ってある。
よく感想で「ストレートな青春ものですね」という言われる。
が、こんなややこしい方法論で描いているので、
実はあまりストレートな物語ではない。
しかし、描き方が複雑だと観客が戸惑う。
それを「ストレートな」と言われるのは
「ややこしい設定」を分かりやすく伝えられたということ。
そんな独特な手法を使った結果。何度も見れたり
感動できるようになっている。
ということで、こ〜めいさんの指摘。正解なのである。
でも、他にも何度も感動できる理由はあるので
また、何か気づいた人がいれば、コメントに書き込んでほしい。
(この項、了)
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