シナリオ取材(6)リメイクが駄目な理由 [太田監督の次回作!]
それが最近も続く、パニックものだ。
”ポセイドンアドベンチャー”をリメイクした”ポセイドン”
オリジナルが2時間ほどの映画なのに、リメイク版は90分。
同じ物語で、なぜ、30分も短くなるのか?
もう、お分かりだろう。人物描写を大幅にカットしたのだ。
当然、リメイク版は面白くなく、前作に及ばない。
ヒットもしなかった。
観客の声は大切だが、それを鵜呑みにすると駄目ということ。
そして、映画の中の人生ドラマはパニック映画でも大切ということなのだ。
ようやく、話は戻るが
そんな訳で、家族の夕食シーン。
映画的に家族を紹介するための会話にしてはいけない。
観客が自分も家族の一員であるかのような、親しみや共感を感じてほしい。
それに必要なのは巧妙に作られた台詞ではなく、
本当に存在した家族の会話だと思える。
そんな会話をゲットしようと、元大学生に取材。
あれこれ、いろいろと話してもらう。
(つづく)
コメント 0