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シナリオ取材(3)作家・山崎豊子さんの凄さ [太田監督の次回作!]

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 ”不毛地帯””白い巨塔” ”沈まぬ太陽”

 等で知られる作家、山崎豊子さんの小説を読むと

 圧倒される。

 もの凄く徹底した取材で書かれているからだ。

 病院、銀行、航空会社、舞台となる業界を徹底的に調べてある。

 その業界を知らなくても、読んでいて、リアリティを感じる。

 その山崎さんが”二つの祖国”を書いたとき

 日本にいる日系人の弟と、アメリカにいるその兄が戦場で向かい合う展開を

 書こうとしたとき。そんな事実が実際にあったか?

 調べまくったという。

 実際になくても、フィクションなのだから書けばいいと思うのだが

 それでも調べて、調べて、調べて、ようやく事例を見つけたので

 書いたという。

 僕もシナリオを書くようになって分かって来たのだが、

 実際にあった話というのは、創作では絶対に出せなない重みや迫力がある。

 どんなに腕のいいライターが書いても

 ウソのうまい人が話しをしても、本物には勝てないのだ。

 
 (つづく)

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