シナリオ取材(1)リアリティを求めて? [太田監督の次回作!]
原発事故を題材とした映画。
そのシナリオ取材をする。
映画の登場人物に限りなく近い環境にいて
地方在住、4人家族。父母姉妹。
(特に近所に原発がなくても可)
そして、ついこの間まで女子大生だった人に質問。
夕食のとき、家族でどんな会話をするか?
取材させてもらった。
もちろん、取材せずに書くこともできる。
が、それではなぜかリアリティが出て来ないのだ。
”こんな家族。いねえだろう?”とは思われないのだが
伝わるものがないのだ。
不思議なもので、観客というのは、
本物と偽物を嗅ぎ分ける力を持っている。
”何かウソ臭い?” ”良く分からないけどリアリティある!”
そんなことを感じる。
それをクリエーターたち。
監督やプロデュサーや脚本家という人たちは
嘗めてかかり、”どーせ、分かりゃしないよ!”と考えてしまう。
だが、それを疎かにすると作品に力がなくなる。
絵空事となり、伝わらなくなるのだ。
”青い青い空”のときも、女子高生や書道部の生徒に取材。
その上で台詞を書いた。
”若い子たちって、あんなこと言うよね!”
と評判になった。今回もしっかりと取材したい。
で、先の女の子に取材。
でも、意外に毎日、話ししていたことは覚えていないものなのだ・・
(つづく)
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