チャイナシンドローム [太田監督/その後?]
原発事故に興味を持ったのには、理由がある。
アメリカ映画”チャイナシンドローム”
当時、まだ無名だったマイケル・ダグラスがプロデュースした作品。
原発の危険性を指摘していた。
映画公開中にスリーマイルズ島の原発事故があり
それをきっかけに、アメリカは原発推進を止める。
当時、僕は高校生。映画を見て原発は恐ろしいもの・・そんな印象を持った。
時は流れて、1994年。
チェルノブイリ原発事故(1986年)。
それを題材にして先輩監督が映画を撮ることになった。
スタッフも知った人ばかりだし、
”チャイナシンドローム”以来、気になっていた原発。
そしてチェルノブイリの実状も知りたい。
僕も参加したかったが、
監督デビュー作”ストロベリーフィールズ”の撮影前だったの断念。
先輩のチームはロシアへと飛だった。
(撮影は”青い青い空”のカメラマンさんだ! 彼はその作品に参加後
僕の”ストロベリーフィールズ”の撮影を担当。4年後、”青い青い空”もお願いする)
話しは戻る。
そのチェルノブイリを扱った映画
準備のために撮られたドキュメンタリー等も見せてもらう。
想像以上に原発事故が凄惨であることを知る。
その映画こそ。
土曜から公開される”カリーナの林檎 チェルノブイリの森”だ。
4年前の完成時にも、すでに試写で見せてもらっていたが、
改めて先日、見たときは、福島の原発事故後であり、
比べ物にならないほどの衝撃を受けた。
もう、遠いロシアの物語ではなく、それは日本のドラマなのである。
映画紹介ページ=> http://kalina-movie.com/top.html
そんなこともあり、チェルノブイリに行けなかった僕は
さらに原発に興味を持った。
そして、今年3月。日本で原発事故が起きた。
だが、過労でダウンしている僕は、テレビ画面を通じて
見つめるしかない。
少し元気になり、図書館で新聞記事を調べたことから
長年の興味であった原発事故の
衝撃の事実を知って行くことになる・・。
(つづく)
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