「青い青い空」と「赤ひげ」 [秘密シリーズ]
「青い青い空」が影響を受けた映画。
そんなことを考えた。
それらもLAで繰り返し見ているからだ。
2007年に「書道を題材にした映画を作ろう!」と考えたとき
まず、考えたこと。
どんな作品を受け皿にするか? モデルにするか?
通常、映画を作るとき、作家は方向性やモチーフを考える。
ルーカスが「スターウォーズ」を作るときは
「隠し砦の三悪人」や「フラッシュゴードン」をイメージした。
伊丹十三監督が「ミンボーの女」を作ったときは
「野良犬」だ。本人は公表していないが、間違いない。
真似るとか、パクるというのではない。
受け皿として、そこに自分なりの物語を作る。
「名作から学ぶと、必ずいいものが出来る」
これも確か伊丹十三の言葉。
黒澤はジョンフォードに学び。ルーカスは黒澤から学んだ。
「青い青い空」のシナリオを書こうとした頃、
「スイング・ガール」「フラガールズ」
等が流行。カルチャー挑戦ムービーとでもいうジャンル
でも、そんな感じには、ならないように・・と考える。
軽めの青春ドラマにはしたくない。で、大胆にも・・
黒澤明監督の「赤ひげ」参考にした。
中でも保本(加山雄三)とおとよ(二木てるみ)の部分だ。
(つづく)