SSブログ

富士屋マーケット物語(3)オデンおじさんのこと [epilogue]

P1040502_2.jpg

 レジにいた日系の女性に話した。

 ーー20年振りにLAに来て、この店に来たら営業していて
 
 うれしかった!

 「ワオー、そうなの? 20年前!」

 ーーその頃よく、日系人のオジさんがレジにいて

 「今夜はオデンですか?」とか日本語で声をかけてくれて

 当時、僕は英語ができなくて、とてもうれしかったのを覚えています。

 彼はどうしているんですか?

 「ああ、彼は、この店のオーナーだったけど、

 何年も前に亡くなったの・・」

 ・・・・言葉をうしなった。

 確かに、当時でも60歳くらいだった。
 
 20年経つと、80歳。亡くなっていてもおかしくない。

 そうだ。先に彼女は18年前からオーナーといった。
 
 ということは、僕が帰国して2年後に亡くなったということだ。
 
 やはり、20年という年月を感じずにはいられない。

 その女性は娘さんで、お父さんのあとを次いで店を経営しているらしい。

 こんな話をしてくれた。

 (つづく)


nice!(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。