映画「Dead Poets Society」 [LAの映画祭参加]
ビバリーセンターで見て大感動した「Dead Poets Sciety」
1989年のことだ。
21年後。キャストへの宿題ビデオとして、そのビデオを全員に渡した。
「青い青い空」撮影前のことである。
僕が目指す映画をキャストに伝えるために、事前にビデオを見てもらう。
他、数本の映画をビデオで渡す。
ある若い女優さん。他はすぐに見てしまったのに、
「Dead Poets Sciety」だけは、なかなか最後まで見れない
見始めては止め、また、見始めてはやめ・・。
派手な映画ではなく、文芸作品的な風格があるので
どうしても若い子には、見辛いのだろう。
でも、その子が最後までビデオを見たとき、こう言ってくれた。
「この作品こそ。私が一番最初に見て、
何度も繰り返し、見なければならない作品だったんです。
なのに、あ〜」
三美子役、橋本わかなである。
でも、三美子に託した思い。
15歳だった彼女は、見事に受け止め理解してくれたのだ。
そこに三美子のルーツがあった。
そして、平成の北島マヤ。橋本わかな
見事に僕の意図を理解。
映画館の観客全員を号泣させる。あの演技を見せた。
僕が「Dead Poets Sciety」を見たとき、わかなはまだ生まれていない。
でも、その若き女優が、21年前に僕が見た映画の「思い」を受け止め
2010年の観客に、それを伝えてくれたのだ。
やはり、天才少女だ。
だよね? ピア君。
その全ては、1989年。ここビバリセンターからスタートしたのだ。
http://www.youtube.com/watch?v=aQwVQzs9pHk
(つづく)
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