SSブログ

波岡一喜君との出会い(1)ストロベリーフィールズ [キャスト]

_DSC1683.jpg

 「青い青い空」の八代先生を演じてくれた

 波岡一喜君。

 今回の作品が高く評価され、多くの人が「感動した!」と

 言ってくれた。そんな作品になったのは、彼の功績が大きい。

 波岡君の素晴らしい演技なしに

 「青い青い空」の成功はなかっただろう。

 そんな波岡君と、最初に仕事をしたときの話。

 前作「ストロベリーフィールズ」監督日記より紹介する。

 まずはその出会い篇から、

 物語は5年前の夏からスタートする。

 **********************

 「ストロベリーフィールズ」日記 2005年8月

 僕の初劇場用映画。

 「ストロベリーフィールズ」のキャスティングがスタートした。

 どの役も難しく、俳優を決めるのに苦労している。

 鉄男役も大変。

 設定は年齢25才。元・不良。

 今も当時の仲間や後輩の不良たちから慕われ、兄貴分的存在。

 主人公の一人、理沙(芳賀優里亜)の父の会社で仕事をしていたが、すぐにクビ。

 現在は寺で修行しながら手伝いをしている。

11160281.jpg

 もう一人の主人公、マキ(谷村美月)の父(飯島大介)とは親しいので、

 マキが子供のころからよく面倒を見ている。

  夏美の姉・春美(三船美佳)とは同級生。

 つまり、物語の中では夏美(佐津川愛美)とマキや理沙をつなぐ重要な役なのである。

 さて、そんな鉄男のキャラ。

 実は漫画「じゃりん子チエ」からヒントを得ている。

 主人公チエちゃんのオヤジの鉄が、

 若かった頃のイメージが鉄男なのだ。

 

 喧嘩っ早いが、憎めない愛すべき大阪の兄ちゃん。

 それと勝新太郎が主演した「悪名」シリーズで、

 田宮二郎が演じた清次。

 カッコいいがお調子者で、油断のならない2枚目半のキャラもベースにある。

 だが、そんな役柄を演じられる俳優、

 21世紀の日本にいるだろうか?


(つづく)


 ポスター.jpg
タグ:波岡一喜
nice!(0) 

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。