予告編のあり方(4)80年代は酷かった? [予告編制作]
そんなふうに、80年代は「感動シーン」や「ラストシーン」まで
見せてしまう予告編が多かった、
当然、映画館へ行くと「予告で見たやんけ!」ということになり、
憤慨することが多かった。
予告編さえ見なければ、いい映画なのに、名場面を先に見せるので
騙された!ということになるのだ。
当時は「何でもいいから、客を映画館へ来させればいい!」という風潮があったようだ。
でも、そんなことをしていたら、観客が映画不審になる。
いい映画であっても、騙された気になる。
「感動シーン」や「ラストカット」を予告で見せるのは、やはりルール違反だ。
最近は、その種のものはなくなったが、
予告編というのは、本当の見せ場や感動シーンは見せず、
それでいて映画館へ行きたくなる。というのがやはり基本だ。
そのためには技術とセンスが必要。
昔の予告編でうまいものを思い出してみる。
(つづく)