大切にしたいもの(2)浜松で100%ロケ [撮影準備!]
ロケ地に関して、映画界ではこんな話をよく聞く。
***市が舞台。
製作サイドは、町側にさまざまな協力を求める。
なのに、町での撮影は数日。他全ての撮影を東京近郊で行う。
これも映画会社が得意とするパターン。
遠い地方で撮影すると、宿泊費や交通費が膨大にかかる。
だから、「町の風景」や「その町らしい場所」での撮影を5日くらいで終えて、
あと数週間の撮影は、全て東京近郊で行うのである。
そうすれば交通費や宿泊費は大幅に削減できる。
対外的には「***市ロケ!」と言える。
まさか東京で撮影しているとは思わず、客は気付かない。
確かに経費削減には、プラスだろう。
だが、そのやり方。昔から違うと思っていた。
何よりもロケ地に失礼ではないか?
また、そんなやり方で、その町の魅力を引き出すこと。できる訳がない!
名もなき細い路地でも、地元でも知られていない汚く狭い建物でも、
その町で撮るからこそ、歴史や人の暮らしが伝わるのだ。
もし、東京近郊で大半を撮るなら、設定を架空の町にしたり、千葉が舞台だ。と言うべき。
やはり、舞台となる街で100%撮影することが、
街の良さが表現できる。俳優たちもその町を感じて、素晴らしい演技ができる。
だから、今回の「書道♡ガールズ」は当然、
浜松で100%撮影する
必ず、浜松の良さがストレートに出て、町の魅力も爆発。
映画も奥行のある作品になるだろう。
(つづく)
2010-02-16 08:52
nice!(1)