スタート(上)シナリオはまず取材! [製作開始!]
シナリオは映画で、もっとも大切なもの。
だが、こんなことを言うプロデュサーが多い。
「取材はいいから、早くシナリオを書いてほしいんだよなあ~」
これだから、企業ではいい映画ができない。
**ブームだ!というと、ろくに取材もせずに、
ライターにちょこちょこと、シナリオを書かせて
企画から撮影まで数ヶ月。
テレビドラマのような感覚で映画を作り、公開してしまう!
「完成度はいいから、ブームが去る前にやっちまおー!」という発想だ。
だが、取材をせずして、感動的なシナリオは書けない!
例えば、高校野球を題材にしたシナリオを書くのであれば、
まず「高校野球」を勉強せねばならない。
テレビで高校野球を見ているだけでは、駄目。
甲子園に出た本物の野球部員に話を聞き、自身でも野球をしてみること。大切。
それでこそ、リアルで感動できるシナリオが書ける。
書道も同じ。聞きかじった話だけでシナリオを書けば1ヶ月で書けるが、
それでは心に届く物語は書けない。
今回の「書道♡ガールズ」は徹底的に書道を取材してから執筆する。
もちろん、「時間」も「お金」も「手間」もかかる。
だが、それを費やしてこそ、本物の感動を伝えられるのだ!
(つづく)