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「シナリオ書き」と「ワイン作り」は似ている?(上) [監督のお仕事!]

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 テレビのシナリオの場合。撮影がスタートする3ヶ月前くらいに依頼が来る。某N局だけは少し早くて、6ヶ月前だと聞く。
 原作ものだと、それをいかに映像に置き換えるか?を考えて、脚色していくのがメイン。

 だが、オリジナルのは場合は取材をして、ストーリーを考えて、キャラクターを考えてから書く。6ヶ月でも足りない。なのに映画やVシネマの場合、3ヶ月どころか1ヶ月なんてこともある!!

 そんな日数で、まともな物語は作れない。それ以前に取材だって、何ヶ月もかかる。なのにプロデュサーという人種、よくこう言う。

 「取材なんかしなくてもいいから、書いて下さい!」

 「とにかく書いてから取材して、あとで情報を入れればいい」

 「バカか?」ということをいう輩、よくいる。野球のルールを知らない者に「ルールは知らなくていいから、とりあえず打席に立って打って下さい」というのようなもの。
 情報がないとストーリーは作れない! いくら技術があっても、知らない分野を書いて、面白い物語ができる訳がない。

 また、彼らはあとで取材しろ!というのが、それは「ウンコしてから、飯を食え」というのと同じ。
 それでも短期間で書かせようとするから、ライターはどこかで聞いたストーリーを真似て、書くしかなくなるのだ・・・。でも、だとしても、それではいけないのだ!

(つづく)



タグ:シナリオ
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