K−20 怪人二十面相伝(上)あの作品のオマージュ? [映画感想]
子供の頃。「少年探偵団」シリーズの愛読者だった。ポプラ社のシリーズ、全部読んでいる。が、今回の映画。予告編を見ても、内容を聞いても全く興味が持てなかった。なぜ、今、「昭和初期」で「二十面相」なのか? 企画意図が理解できない。
でも、意外に評版がいい。潜入感だけで判断してはいけない。想像を遥かに絶する展開が待っているかもしれない。
それと監督が映画「エコエコアザラク」の人。なかなかの実力派で、その後を期待していた。伝統的な日本映画の演出ではなく、アメリカンな感じがとてもよかった。その監督が今回の作品を担当。これは見なくてならない。
しかし、映画の前半。何をやろうとしているのか? やはり分からない。本格的に江戸川乱歩のおどろおどろしい世界を描く訳でもない。
といって「少年探偵団」の怪盗VS名探偵でもない。貧しい子供たちの話になったり。???? と思っていたら、金城武が特訓を始める。
「バットマン ビギンズ」の日本版をやろうとしてるのだろうか? ブルースウェインも特訓からスタートした。二十面相のマントや顔もバットマン似だし。
それを指摘する人も多い。が、やがて「本当は何をやりたかったか?」が分かる。誰もが知っているあの映画である・・。
(つづく)
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