「HEROES」研究(上)ルーツは日本アニメ? [映画感想]
あっという間に「シーズン2」も見てしまった。だが「ああ、面白かった!」では、単なるファンである。
その魅力を分析し、学んでこそ映画人。以前、「プリズンブレイク2」について書いたように、研究してみる。
「HEROES」の作家たち(企画者、或いは脚本家たち)もまた、過去の作品をとてもよく勉強し、そこから学び、自作に生かしている。
スピルバーグは黒澤明、ヒッチコック、デビッド・リーンに学んで、大ヒット作を連打したように、近代のヒットメーカーたちは、本当によく勉強している。
巨匠たちに学ぶ作家は他にもたくさんいる。ルーカスも黒澤ファンだし、コッポラも同じ。ジョン・カーペンター、ブライアン・デ・パルマ、デビッド・フィンチャーはヒッチコックから多くを学んでいる。

しかし、「ヒーローズ」の作家たちは少し違う面がある。別にどこの本に書いてあったとか、彼らがインタビューで答えるのを読んだ訳ではない。
僕自身が感じたことでの分析であるけど、彼らは日本のアニメや特撮ものが大好きだと思えた。

これはあり得ないことではなく。「マトリックス」の作家たちは日本のアニメファンであることはよく知られている。今年公開された「スピードレーサー」は「マッハGO GO GO」のリメイク。
単にアメリカでも人気アニメだったからという事ではなく、作品に対する尊敬さえ感じられた。「HEROES」の作家たちも、同じような志向を持っているように思えるのだ。
(つづく)
その魅力を分析し、学んでこそ映画人。以前、「プリズンブレイク2」について書いたように、研究してみる。
「HEROES」の作家たち(企画者、或いは脚本家たち)もまた、過去の作品をとてもよく勉強し、そこから学び、自作に生かしている。
スピルバーグは黒澤明、ヒッチコック、デビッド・リーンに学んで、大ヒット作を連打したように、近代のヒットメーカーたちは、本当によく勉強している。
巨匠たちに学ぶ作家は他にもたくさんいる。ルーカスも黒澤ファンだし、コッポラも同じ。ジョン・カーペンター、ブライアン・デ・パルマ、デビッド・フィンチャーはヒッチコックから多くを学んでいる。

しかし、「ヒーローズ」の作家たちは少し違う面がある。別にどこの本に書いてあったとか、彼らがインタビューで答えるのを読んだ訳ではない。
僕自身が感じたことでの分析であるけど、彼らは日本のアニメや特撮ものが大好きだと思えた。

これはあり得ないことではなく。「マトリックス」の作家たちは日本のアニメファンであることはよく知られている。今年公開された「スピードレーサー」は「マッハGO GO GO」のリメイク。
単にアメリカでも人気アニメだったからという事ではなく、作品に対する尊敬さえ感じられた。「HEROES」の作家たちも、同じような志向を持っているように思えるのだ。
(つづく)
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