SSブログ

「HEROES」研究(上)ルーツは日本アニメ? [映画感想]

 あっという間に「シーズン2」も見てしまった。だが「ああ、面白かった!」では、単なるファンである。
 その魅力を分析し、学んでこそ映画人。以前、「プリズンブレイク2」について書いたように、研究してみる。

 「HEROES」の作家たち(企画者、或いは脚本家たち)もまた、過去の作品をとてもよく勉強し、そこから学び、自作に生かしている。
 スピルバーグは黒澤明、ヒッチコック、デビッド・リーンに学んで、大ヒット作を連打したように、近代のヒットメーカーたちは、本当によく勉強している。

 巨匠たちに学ぶ作家は他にもたくさんいる。ルーカスも黒澤ファンだし、コッポラも同じ。ジョン・カーペンター、ブライアン・デ・パルマ、デビッド・フィンチャーはヒッチコックから多くを学んでいる。

P1010405.jpg

 しかし、「ヒーローズ」の作家たちは少し違う面がある。別にどこの本に書いてあったとか、彼らがインタビューで答えるのを読んだ訳ではない。
 僕自身が感じたことでの分析であるけど、彼らは日本のアニメや特撮ものが大好きだと思えた。

P1010397.jpg

 これはあり得ないことではなく。「マトリックス」の作家たちは日本のアニメファンであることはよく知られている。今年公開された「スピードレーサー」は「マッハGO GO GO」のリメイク。

 単にアメリカでも人気アニメだったからという事ではなく、作品に対する尊敬さえ感じられた。「HEROES」の作家たちも、同じような志向を持っているように思えるのだ。

(つづく)

 


タグ:Heroes
nice!(0) 

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。