ジャッキー・チェンの秘密主義(下) [映画界の話]
いい加減な映画人(日本にも多いが)が、製作中の話題作をパクるのだ。
でも、香港では法律的にノープロブレム。
よく似たタイトルをつけ、観客に勘違いさせて見に来させようという作戦。
そんなことがあると、本物が公開されたときに大打撃。観客は「また、同じ映画をやっている!」と思って来てくれない。
それでジャッキー。アイディアを盗まれないようにシナリオを配らないのだ。
それで作品作りができるのか?との問いに彼はこう答えている。
「無問題。シナリオは全部、僕の頭の中にある」
著作権の厳しいアメリカでも、似たような話がある。
(つづく)