ロスアンゼルス日本映画祭(6)宣伝以上の意味 [LAの映画祭へ!]
マスコミというのは不思議なもので
そして、ありがたいことに
監督や俳優のことは、ニュースとして取り上げてくれる。
無名でも、OK。
だから、映画公開時の宣伝には俳優だけでなく、監督も走り回る。
それが今回、ロスアンゼルスでも上映される。
映画の都ハリウッドがある町だ。
浜松の美しい風景を、アメリカ人が見てどう思うのか?
少女たちの物語を見てどう感じるのか?
(つづく)
ロスアンゼルス日本映画祭(5)神様がくれたチャンス [LAの映画祭へ!]
だが、何か、新しいネタがあれば、扱ってもらえる。
何かないか?
舞台挨拶・・・もう済んでしまった・・。
俳優のインタビュー・・・これも掲載してもらった。
もう何もない・・・
いや、ある・・・LAの映画祭だ。
大きなチャンス・・。
LAの映画祭は東京再上映の直前。
タイミング的にもピッタリ!
神様がくれたチャンスかもしれない!
(つづく)
ロスアンゼルス日本映画祭(4)宣伝する方法がない! [LAの映画祭へ!]
それとは別に、ひとつ大きな問題が立ちはだかっていた。
3月5日に東京公開された「青い青い空」
ご存知のように、公開から7日目に大地震が起こり上映中止。
先日、ようやく、再上映が決まった。
しかし、そのことを伝える手段がない。
もともと、テレビ、新聞、雑誌での広告はできない。
莫大な宣伝費が必要だからだ。
そのため、公開時も、マスコミ各社の方々の協力で、
雑誌、映画サイト、ラジオ番組等で
扱ってもらうことで、多くの人に伝えてもらった。
ところが、その種のマスコミ。
「一度扱ったものは、二度扱わない」
という特性がある。
公開時には取り上げてくれても、再上映では駄目。
取り上げるのは、これから公開される作品だ。
そうなると上映が再開されても、伝える手段がない・・。
誰も知らないまま、上映せねばならないのである。
(つづく)
ロスアンゼルス日本映画祭(3)監督をLAに行かせたい! [LAの映画祭へ!]
一本の電話。浜松の方からだった。
「やはり、映画祭と言えば監督。
映画のアピールにも繋がります。
だから、監督にLAに行ってもらいたい!
今は円高だし、費用は私たちで何とかします!
集まれば行ってくれますよね!」
涙が出た・・・。こんな嬉しいことはない。
その人は、いろんな人に声をかけてくれた。
一番に手を上げたのが「青い青い空」ぐるっぽの皆さん。
「私たち。カンパします! 監督をLAに送りたい。
カンパを集めてくれている。
皆、「青い青い空」を愛してくれている。
「より多くに人に映画を見てもらいたい!」
という思いなのだ。
その思いに、応えなければならない。
LAへ、行かせてもらいます!
(つづく)
ロスアンゼルス日本映画祭(2)LAに行けない・・。 [LAの映画祭へ!]
映画の宣伝になるし、せっかくのチャンスだ、
ただ、費用が大変・・。
自腹でも行きたい!!
が、 その余裕もない。
アメリカの映画祭で上映されるというのに・・・・。
そう思っていたら、ある人から連絡があった。
それは監督として涙・・の話だった。
(つづく)
ロスアンゼルス日本映画祭(1)主役は誰か? [LAの映画祭へ!]
アカデミー賞授賞式の主役・・といえば俳優。
グラミー賞なら・・ミュージシャン。
では、映画祭は?
これもまた、俳優のように思われるが、実は監督だ。
カンヌ映画祭、一昔前は黒澤明監督、大島渚監督が毎回のように訪れ、
マスコミが書き立てていた。
今なら、北野武監督。黒沢清監督だ。
もちろん、俳優も花を添えるが、映画祭の主役はやはり監督。
先のカンヌ映画祭の審査員長は、クエンティン・タランティーノ監督。
参加者はソフィア・コッポラ監督。日本からは三池崇史監督、等。
マスコミをにぎわした。
そう。映画祭には、監督が出席する。
(つづく)