送電停止? [帰京]
午後9時を過ぎている。
当然、電力会社は閉まっている。
このまま朝まで、暗闇の中か?
おまけに明日は土曜、次は日曜。
3日間。暗闇の中で生活か?
懐中電灯を照らして室内へ。
取り出した郵便物に、送電停止の案内。
見ると、送電再開の手続きが書いていた!
(つづく)
自宅アパートへ到着したが・・ [帰京]
東京に戻る。
高速バスだったので、新宿駅に着いたのは夜。
大きな荷物を4つ下げて、へろへろになり自宅アパートへ。
郵便受けは満杯! 4週間も留守にしたのだからなあ。
郵便物を取り出し、部屋に入る。
電灯のスイッチを入れるが、明かりがつかない?
ああ、電気代を払うの忘れていた!
電気を止められたのだ!
(つづく)
東京行き高速バス。 [帰京]
高速バスにしたのは、製作費経節約のため。ではあるが、それだけでもない。
浜松から、東京へ。
たった1時間半で、移動してしまうと、精神的に大変なことになりそうだったからだ。
そして、浜松という町から、一気に汚れた大都会東京に移動すると
心不全を起こしそうな気もしたのだ。毎回思うのは、
浜松から東京に戻ると、もの凄い違和感を感じてしまうこと。
それほど浜松というのは、心癒される風景があり。心や優しき人々がいる。
生き馬の目を抜く東京とは違う、人が住む町なのだ。
その上、僕自身が「映画撮影」という非日常の世界から帰ったばかりで
「現実」にも戻れずにいる。
高速バスを使い、4時間半の旅で、少しずつ東京と現実に戻りたい・・。
(つづく)
高速バスで帰京 [帰京]
4日間の挨拶参りを終え、本日、帰京。
いろんな理由で、どうしても伺えなかった方もいる。
すみません。映画完成時に、またお訪ねします。
東京へは、新幹線で帰ろうかと思ったが、
いつものように高速バスにした。JR浜松駅前のロータリー発。
昨年1年。このバスで何度、浜松=東京を往復しただろうか?
毎月、毎週のように。このバスに揺られた。
その高速バスで帰京する。
バスを待つ間。差し入れで頂いた缶ビールを飲んだ。
あたりを見回すと、いつもの浜松駅。そしてアクトタワー。
この風景を見ながら、「いつか、この町で映画を撮る!」と思った。
でも、まだ、撮影を終えた実感がない。
いつものように、東京に帰り、また、バスで浜松に来て
「書道映画を浜松で撮りたいんです。この素敵な町で撮りたいんです!」
そう話をしてまわる日々、始まるような気がする。
だが、浜松映画「書道♡ガールズ」はクランクアップした。
あとは編集。1ヶ月ほど、編集室に籠ることになる。
浜松の町。また、戻ってくるからな! しばし、お別れだ。
(つづく)