記憶/三美子のルーツもLAなのか?(後編) [アンコール]
ロスアンゼルスでは、いくつかの英語学校に通ったが、
全てが素晴らしい訳ではない。
ある英語学校は日本と同じで、教科書中心。
宿題の答え合わせをするだけでの授業。
言葉を発するのは、そのときだけ。
クラスメートは怪しげな奴ばかり。(一番怪しいのは僕だけど)
皆、英語はできず、会話が成立しない。
まるで独房に入っているような生活が続いた。
自分の思いを伝えたい。誰かに話をしたい。
でも、英語力もなく、日本人もいない。そんな孤独感、淋しさ。
日本にいては、経験することのないだろう。
そんな「思い」が三美子に投影されたのではないか?
言葉ができない。友達もいない。
三美子、本当に苦しい思いをしていただろう。
僕が英語が話せるようになり、
人とコミニュケーションができるようになったように
三美子は書道を始めることで、自分を表現して行く。
無意識にそんな思いをダブらせていたのだろう。
そんな三美子のキャラクターを
アメリカ時代の話なんてしていないのに、
当時、15歳の橋本わかなが見事に演じてくれた。
ん〜、そこが天才少女たる所以かも?
いずれにしても、三美子のルーツも
やはりLAにあるようだ・・。
(つづく)
橋本わなかちゃんブログ=>http://ameblo.jp/schoolgirls/entry-10858316254.html
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